寿司職人の現状と将来性

飲食業界全般の動向

不況になると家計費から真っ先に削られるのは娯楽費とはいうものの、家族そろっての外食がなくなることは、まずないのではないでしょうか。

お寿司は昔からの伝統食ということでほかの料理のような流行り廃りもありません。

また、食のヘルシー志向は世界的に加速を増す一方ですから、外食業界の中でのお寿司の地位は不動に近いものがあります。

昨今では安価な回転寿司店などで寿司ロボットも登場していますが、職人の技術自体が不要になることはありません。

すぐれた技術を身につけた職人に対する需要は常に一定量は必ずあり、将来もなくなることはないでしょう。

ロボットには真似のできない部分

修行によって基本を身につけても、魚介類を中心とした食材の状況は日々変化します。

季節によっての変化はもちろん、海外で仕事する場合はその地域に応じた知識と工夫も不可欠です。

常にコスト意識を持ちながらよりよいものをお客さまに提供するために、就職してからも日々の勉強は欠かせません。

また、一流の職人はお客さまの年齢や体調などによって微妙に握り方を変えるともいわれています。そのような微調整は決してロボットにはできない部分です。

寿司職人の今後

国内においては、回転寿司の台頭によって昔ながらのスタイルの寿司屋が激減し、外食産業の劇的な好転も見込めないことから不安要素もなくはありません。

回転寿司が増えていくということは個人店が減り、独立開業へのハードルが一層高くなることも意味します。その一方で、全体としての寿司人気の向上は求人増にもつながります。

そのため、技術力に加えて、コミュニケーション能力、人間力などの価値が自分に身についていれば、安定して働くことは可能でしょうし、収入や待遇はあくまで実力次第です。

また、日本食ブームが続く海外においては、自分の好きな国、好きな都市での生活を楽しみながら優遇されるチャンスも大いにあります。

海外で開業して一国一城の主を目指してみるのも大いに挑戦しがいのあることでしょう。