寿司職人に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

寿司職人に向いている性格・適性

寿司職人に向いている人

おいしいと食べてもらうことが嬉しい

寿司職人は自分が作ったものを、「おいしい」と食べてもらえることに喜びを感じられる人が向いています。

おいしい寿司を提供するために、一生懸命努力や勉強をして、自分なりの工夫を惜しまず日々仕事に励む人が姿勢が大切です。

やり抜く根性

寿司職人の世界は厳しい徒弟制度の名残りが現代でも残っているので、修行時代はそれなりの根性がなければ乗り越えられません。

寿司業界に入ってから、現場の過酷さに耐えきれず辞めていく人は半年で半分、3年後にはその半分ともいわれています。

「技術は教えてもらうのではなく見て盗め」や「モタモタしていたら親方から包丁が飛んでくる」などと、理不尽に思えるようなこともあるかもしれませんがやり抜くことが大切です。

返事は大きくはっきりと、動作はキビキビと、先輩を敬う気持ちなどが求められます。

いわゆる体育会系の世界であることが多いので、学生時代のクラブ活動などでそうした姿勢を身につけている人は、大いに役立てられるでしょう。

つらく苦しくても、少なくとも3年は耐え忍ぶくらいの強い意志で現場に望みたいものです。

素直な心

一人前の寿司職人になるためには、職人としての技術を身につけなければいけません。

そのためには先輩からの指導を素直な心で聞き、忠実に実践することが大切です。

寿司職人になるには

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寿司職人に必要なスキル・能力

体力

寿司職人に求められるものとして、まず第一に体力があげられます。

朝早くから市場に仕入れに行き、そのあとも休む暇なく仕込みをしなければなりません。

ランチ営業が終ったら仮眠をとれることもありますが、すぐ夜の仕込みと、1日中働きとおしです。

修行の間は、ホールや洗い場、出前などあらゆる雑用をこなす必要があり、相当な体力がなければ務まりません。

立ち仕事ですから、足腰も丈夫でなければ長続きはしないでしょう。

鋭敏な味覚と嗅覚

寿司職人は、鋭敏な味覚と嗅覚が求められます。

生ものを扱うので、食中毒などを起こしてはならないのはもちろんのこと、食材の微妙な状態の違いがわかるセンスが不可欠です。

コミュニケーション力

寿司職人は寿司を握りながらカウンターに座るお客さまの話し相手になる場面もあるので、高いコミュニケーション力が武器になります。

料理と同時に楽しい会話が提供できることはお店の売りになり、固定のお客さまがついてくれるきっかけにもなるのです。

修行を始めておよそ5年~6年目でカウンターデビューをしますが、7年~8年目になってようやくお客さまとコミュニケーションできる程度の余裕が持てる人が多いです。

とくに独立後は固定客がどれだけ来店してくれるかが売上に直結するので、店に勤めている間に自分の常連をより多く獲得する必要があります。

お客さまを満足させる技術と、おもてなしや会話術で信頼を獲得する努力は欠かせないでしょう。

寿司職人に向いていないのはどんな人?

寿司職人に向いていない人は、体力に自信がない人です。

体力に自信がない人は、日頃から三食しっかり摂り、適度に運動してパワーをつけておきましょう。

また素直になれない人、プライドが高い人も寿司職人になるのに苦労する可能性が高いです。

プライドが邪魔をして素直に先輩の指導を聞き入れられないと成長するまでに時間がかかってしまいます。

とくに他業種から転職した人、先輩が年下の場合に抵抗を感じるかもしれませんが、そこは我慢しましょう。

一人前の寿司職人になるには、自分より経験のある人を敬い、教えてくれることは何でも吸収する姿勢が大切です。