海外で寿司職人として働く

海外では引っ張りだこ

1970年台にアメリカで始まった日本食ブームは1980年代にはヨーロッパをも巻き込み、世界的なヘルシーブームともあいまって、その勢いはいまだにとどまるところを知りません。

このような中、国内と同等か、あるいはそれ以上に海外での寿司職人の人気は高く、中では海外での生活をしたいがために仕事として寿司職人を選ぼうとする人もいるほどです。

私たちが一般的にフレンチならフランス人のシェフの方が日本人のシェフよりも本格派だと思いがちのように、外国人たちも、お寿司を食べるなら日本人の寿司職人が握ったお寿司を食べたいと思うのは当然の期待です。

日本で修行した日本人の寿司職人というのは、海外では言わば一つのブランドにもなっています。

豊富な話題とコミュニケーション能力が人気のカギ

お寿司というものは、カウンターをはさんでお客さまと寿司職人とが会話を楽しむということもよくあります。

海外で寿司職人としての活躍を目指すのであれば、その国の言葉を覚えて行くことはもちろん、日本のことを改めて勉強して行きましょう。

日本の古典や伝統芸能、政治の仕組みなどについて外国人に聞かれても答えられずに恥ずかしい思いをした人は大勢います。

その土地の食材を上手に使って創意工夫を

日本で勉強してきたことが役に立たないこともあります。それは、日本では容易に手に入る食材が手に入らない場合も多いからです。むしろ手に入らないことの方が多いといってもよいでしょう。

このときに大切なのはセオリーにとらわれることなく、そこにある食材でいかにおいしい料理をつくるかということです。

日本在住の寿司職人とはまた違った工夫と努力が求められるところです。海外の寿司職人ならではのセンスの発揮のしどころといえるでしょう。