裁判所事務官の現状と将来性

安定性のある仕事

裁判所事務官は国家公務員ということもあり採用の倍率は高いですが、公務員ならではの安定職と言えるでしょう。

現在の社会において裁判は欠かせないものであり、今後も裁判所事務官の仕事の重要性は変わらないと考えられます。

ですが、裁判所事務官の業務は、今後の環境により変わってくる可能性があります。

特に近年は裁判員制度の導入、ロースクールの設立による弁護士増加の可能性、司法のあり方を問うマスコミ報道など、裁判をめぐる環境が変化を続けています。

また、職場によっては効率化を推進しているというところもあります。そのため、安定職とはいえ非常に多くの仕事をこなす必要があるケースが多いでしょう。

上位職への展望

裁判所事務官を経験することにより、裁判所書記にキャリアアップすることができます。

裁判所書記官は、法律の専門家として長所の作成や訴訟の進行管理、記録を行なうものです。特に訴訟費用の確定と支払督促など固有の権限を持っています。高度かつ特殊な職務であることから、月給に12%調整額が加算されるなど高待遇となります。

裁判所書記官になるには、一定期間の勤務ののちに裁判所職員総合研修所入所試験を受験し、合格後1〜2年の研修が必要です。

司法書士資格の取得

裁判所事務官の業務を10年以上経験すると、国家資格なしで司法書士の資格を取得できます。

それまでの業務で裁判に関係する様々な人々とのつながりができていますから、行政書士事務所への転職や独立といった選択肢が生まれるのです。ちなみに司法書士試験の合格率は3%前後です。

仕事体験談