裁判所事務官採用試験の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

裁判所事務官を目指すきっかけで多いものは?

「もともと裁判に興味があった」「よりよい社会をつくる手助けをしたい」などの理由で裁判所事務官を目指す人は多いようです。

裁判や法律に関わる仕事としては裁判官弁護士がまず挙げられますが、それらの職業に就くには「司法試験」を突破する必要があるため非常にハードルは高いでしょう。

一方、裁判所事務官は司法試験を受ける必要がなく、裁判官や弁護士に比べれば目指しやすい職業といえます。

それ以外には、裁判所事務官からのキャリアアップに魅力を感じて志望する人もいます。

裁判所事務官は自分の努力次第で、裁判所書記官や簡易裁判所判事、司法書士など、さまざまな職へのキャリアチェンジが可能な仕事です。

「自分の努力や能力を正当に評価されたい」と考える人にとっては、非常にやりがいのある職業だといえるでしょう。

裁判所事務官の志望動機の考え方

多くの方が熱意をもって裁判所事務官を目指していると思いますが、その気持ちが相手に伝わるように志望動機を考えていくことが大切です。

裁判所事務官の志望動機を考えるポイントとしては、「①なぜ裁判所事務官を目指すようになったのか?」「②裁判所事務官になって何をしたいのか?」という2点を必ず押さえておきましょう。

とくに「裁判」というキーワードからは裁判官や弁護士が真っ先にイメージされる職業であるため、「なぜ裁判官や弁護士ではなく、裁判所事務官なのか?」という部分をよく考えておく必要があります。

また、公務員という理由で「待遇がいいから」「仕事が安定しているから」などの消極的な志望動機を伝える人もいますが、これでは熱意が伝わりませんので避けた方がよいでしょう。

裁判所事務官の志望動機の例文

社会の役に立ちたい

「私が裁判所事務官を目指したのは、「社会の役に立ちたい」という想いを実現させるためです。

人々が社会で生活していくなかで、残念なことですが人同士でおこる争いごとをゼロにすることはできません。

そういったトラブルを解決に導くのが裁判所の役割であり、それをサポートする裁判所事務官の存在意義も非常に大きいものであると考えています。

裁判所事務官として、当事者に寄り添う気持ちを大切にしながら業務に勤めていきたいと思います。」

法律に興味がある

「法律や裁判を通して、平和な社会に貢献していきたいと考え裁判所事務官を志望しました。

私は高校生の頃から法律の分野に興味を持っていて、大学では法学部に進学しました。

そして大学で法律を学んでいくなかで、現代社会における法律の重要性、そして裁判所が担っている責任の重大さを改めて実感しています。

裁判所のなかでも、より現場に近い部分で働く裁判所事務官に魅力を感じ、裁判所事務官として秩序ある社会を守っていく手助けをしていきたいと考えています。」

周りをサポートする仕事がしたい

「私が裁判所事務官の仕事に興味を持ったのは、過去に裁判を傍聴したことがきっかけです。

裁判中はやはり裁判官や弁護士の方々に目がいきやすいですが、その裏で裁判の当事者や関係者をサポートする裁判所事務官の役割にも大きく惹かれました。

私も周りをサポートする仕事がしたいと思っていたため、裁判所事務官として裁判に関わる人たちを支援していきたいと考えています。」

裁判所事務官の面接で聞かれること・注意点

裁判所事務官の一次試験に合格すると、「面接カード」というものが合格通知とともに届きます。

これは次の面接時に面接官に提出するものであり、面接カードの質問内容には以下のようなものがあります。

1.裁判所への志望動機
2.最終学歴を専攻した理由や卒論テーマ
3.趣味、特技
4.最近の出来事で関心のあった事柄(時事や世界情勢など)
5.印象深かった体験(学生生活やボランティアなど)
6.自己紹介(長所や短所)

そして面接では、この面接カードに記入した内容に関する質問が中心となります。

そのため、自分の回答内容が面接カードに書いた内容と矛盾しないように注意しましょう。

志望動機や卒論テーマについてもすべてを暗記する必要はありませんが、内容がしっかりと面接官に伝わるように練習しておくとよいでしょう。

裁判所事務官の自己PRのポイント

裁判所事務官として活躍していくためには「几帳面さ」が欠かせません。

なぜなら、裁判所事務官の仕事は事務的な作業も多く、その一つひとつが裁判の進行に大きく影響する重要な仕事だからです。

そのため、几帳面に作業が進められることや、慎重な性格を表すようなエピソードは自己PRとして効果的でしょう。

その点に加えて、裁判所事務官は当事者や各関係者に状況を説明する機会も多いことから「コミュニケーション能力」も重要になります。

面接での「質問に対する回答内容」ももちろん大切ですが、それを面接官の顔を見ながら、笑顔でハキハキと話せることが大切です。

そのためには面接の慣れが欠かせませんので、事前に面接練習を十分にこなしておきましょう。

裁判所事務官の履歴書で気をつけるべきことは?

先ほどの説明の通り、裁判所事務官は几帳面に仕事をこなしていくことが求められる仕事です。

そのため、履歴書に書く文章も誤字脱字などがないよう、一字一句気をつけながら作成する必要があるでしょう。

誤字脱字が目立つような履歴書を提出してしまうと、「裁判所事務官の仕事には向いていない」と判断されてしまう可能性があります。

間違いがなく、かつわかりやすい履歴書を作成できることも、裁判所事務官を目指す上では重要なポイントといえるでしょう。