航空管制官採用試験の難易度・合格率・倍率

航空管制官採用試験の難易度

「航空管制官採用試験」の受験資格

航空管制官になるために特に資格は必要ではありませんが、航空管制官採用試験に合格することが必要になります。
航空管制官になるには

航空管制官になるの第一ステップである国土交通省の「航空管制官採用試験」ですが、この試験の受験資格は、どのように定められているのでしょうか?

まず、受験する年度に「満21歳になる者〜30歳に達する者まで」という年齢制限があり、この範囲内であれば学歴関係なく受験が可能です。満21歳未満の場合は、受験する年の翌年3月までに四年制大学、短大、高等専門学校の卒業者か卒業見込み者であれば受験が可能です。

難易度と合格率、倍率は?

「航空管制官採用試験」の試験は「大学卒業レベル」と言われています。しかし平成25年度は受験者数は1,436人に対して合格者数は87人。合格率6.05%、倍率は16.5倍となっています。

合格率は例年5%前後、倍率は20倍前後を推移しており、狭き門であることがわかるでしょう。その年の受験者全体のレベルや採用人数もよりますが、平均で8割以上をとれていれば、ほぼ合格できると言われているようです。

「航空管制官採用試験」は、第1次試験と第2次試験に分かれています。第1次試験に通過した人だけが第2次試験に進めます。航空管制官になると、航空機とのやりとりはすべて英語で行うことになります。そのため、試験も英語には重点が置かれているようです。

航空管制官採用試験の受験者数・採用倍率

航空管制官採用試験申込者数の推移

航空管制官採用試験の申込者数は、近年減少傾向にあります。平成27年の申込者は平成26年よりも減少し1,077人となりました。

航空管制官採用試験申込者数の推移_27

航空管制官採用試験合格倍率の推移

航空管制官採用試験の合格倍率は、平成22年をピークに低下しています。平成27年の倍率は10.6倍となっています。

航空管制官採用試験合格倍率の推移_27

平成27年度 航空管制官採用試験合格者男女比率

合格者における男女比は、男性60.8%、女性39.2%となっています。合格倍率を男女別で見た場合、男性11.0倍に対して、女性は9.9倍であり、女性のほうがやや倍率が低い状況になっています。

航空管制官合格者男女比率_27

平成28年度 航空管制官採用試験の概要

試験日 ・第1次試験:平成27年6月7日(日)
・第2次試験:平成27年7月8日(水)
・第2次試験:平成27年9月3日(木)・9月4日(金)
試験地

第1次試験

札幌市、岩沼市、東京都、新潟市、名古屋市、泉佐野市、広島市、松山市、福岡市、宮崎市、那覇市

第2次試験

札幌市、東京都、泉佐野市、福岡市、那覇市

第3次試験

泉佐野市

受験資格 (1)昭和61年4月2日から平成7年4月1日までに生まれた者
(2)平成7年4月2日以降に生まれた者で次に掲げるもの
(ア)大学を卒業した者及び平成29年3月までに大学を卒業する見込みの
者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者
(イ)短期大学又は高等専門学校を卒業した者及び平成29年3月までに短
期大学又は高等専門学校を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者

※次のいずれかに該当する者は不合格となります。
<航空管制官>
○矯正眼鏡等の使用の有無を問わず、視力が次のいずれかに該当する者
・どちらか一眼でも0.7に満たない者
・両目で1.0に満たない者
・どちらか一眼でも、80センチメートルの視距離で、
 近距離視力表(30センチメートル視力用)の0.2の視標を判読できない者
・どちらか一眼でも、30~50センチメートルの視距離で、
 近距離視力表(30センチメートル視力用)の0.5の視標を判読できない者
○色覚に異常のある者
○片耳でも、次のいずれかの失聴がある者
・3,000ヘルツで50デシベル以上
・2,000ヘルツで35デシベル以上
・1,000ヘルツで35デシベル以上
・ 500ヘルツで35デシベル以上

試験科目

第1次試験

<基礎能力試験(多肢選択式)>
公務員として必要な基礎的な能力(知能及び知識)についての筆記試験
○知能分野27題
 [ 文章理解(11題)、判断推理(8題)、数的推理(5題)、資料解釈(3題) ]
○知識分野13題
 [ 自然・人文・社会(13題)(時事を含む。) ]
<適性試験Ⅰ部(多肢選択式)>
航空管制官として必要な記憶力、空間把握力についての筆記試験
○記憶についての検査
(示された図や記号、数値などを記憶するもの)(15題)
○空間関係についての検査
(空間的な方向や移動などの状態を判断するもの)(45題)
<外国語試験(聞き取り)>
英語のヒアリング
<外国語試験(多肢選択式)>
英文解釈、和文英訳、英文法についての筆記試験(30題)

第2次試験

<外国語試験(面接) >
英会話
<人物試験>
人柄、対人的能力などについての個別面接

第3次試験

<適性試験Ⅱ部>
航空管制官として必要な記憶力、空間把握力についての航空管制業務シミュレーションによる試験
<身体検査>
主として胸部疾患(胸部エックス線撮影を含む)、血圧、尿、その他一般内科系検査
<身体測定>
視力、色覚、聴力についての測定

合格発表 (1)昭和61年4月2日から平成7年4月1日までに生まれた者
(2)平成7年4月2日以降に生まれた者で次に掲げるもの
(ア)大学を卒業した者及び平成29年3月までに大学を卒業する見込みの
者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者
(イ)短期大学又は高等専門学校を卒業した者及び平成29年3月までに短
期大学又は高等専門学校を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者

※次のいずれかに該当する者は不合格となります。
<航空管制官>
○矯正眼鏡等の使用の有無を問わず、視力が次のいずれかに該当する者
・どちらか一眼でも0.7に満たない者
・両目で1.0に満たない者
・どちらか一眼でも、80センチメートルの視距離で、
 近距離視力表(30センチメートル視力用)の0.2の視標を判読できない者
・どちらか一眼でも、30~50センチメートルの視距離で、
 近距離視力表(30センチメートル視力用)の0.5の視標を判読できない者
○色覚に異常のある者
○片耳でも、次のいずれかの失聴がある者
・3,000ヘルツで50デシベル以上
・2,000ヘルツで35デシベル以上
・1,000ヘルツで35デシベル以上
・ 500ヘルツで35デシベル以上

採用予定人数 約80人
最終合格者数 102人(平成27年度)
合格倍率 10.6倍(平成27年度)
詳細情報 国土交通省 航空保安大学校