航空管制官のつらいこと・大変なこと・苦労

航空管制官のつらいこと・大変なこと

ミスが絶対に許されない仕事

たくさんの乗客を乗せた航空機の様子を追い、パイロットに的確に指示を出す航空管制官に課せられる責任はとても重く大変です。

レーダールームの航空管制官は、同時に10機以上の航空機を担当して、それぞれのパイロットに指示を出しますが、ときには20機ほどを担当することもあるようです。

レーダーを見て次々と的確な指示を出すレーダー席の業務は、高い集中力を要する仕事です。

ひとつの間違いが事故につながる可能性もあるため、自分が席に座っている間は絶対に気を抜くことが許されません。

「ちょっとしたミスもおかしてはならない」という緊張感を持ち続けなくてはならないことは、この仕事の最も大変なことだといえます。

転勤のたびに新たな勉強も必要になる

国家公務員である航空管制官には転勤があるため、自分が望んでいなかった場所で働かなければならないこともあるでしょう。

働く空港によって地域特性が異なり、業務内容も少しずつ変化します。

ですから、転勤を繰り返すたびに初心に戻って勉強を続けなければなりません。

経験を生かすことは大切ですが、「これで必ず大丈夫」と慢心してしまうと事故につながる危険性もあるため、緊張感を持って業務に臨む必要があります。

転勤の場合以外にも、さまざまなテストや研修が日常的に行われます。

合格しなければ仕事ができないこともあり、試験のプレッシャーに悩む人もいるようです。

航空管制官は、仕事を始めてからもつねに勉強を続けなければいけないということは覚悟しておいたほうがよいでしょう。

イレギュラーな事態への対応

飛行機は、事前に用意されたフライトプラン(飛行計画)に基づいて目的地へと向かいます。

しかし、天気が急変するなど予期せぬ事態が起こることもあります。

ときには実際に飛行をしているパイロットの要求と、航空管制官の指示が上手く噛み合わないこともありますが、最終的に航路決定をするのは航空管制官の役目です。

パイロットは周りの飛行機の飛行状況やこの先の天気の予測まではできませんから、航空管制官が慌てず冷静に対処しなければなりません。

集中力と、とっさの適切な判断力が求められるため、苦労を感じることもあるかもしれません。

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航空管制官の悩み

航空管制官は普段、英語をベースとした航空業界の専門用語を用いて業務を行っています。

航空管制官とパイロットの通信もすべて英語で行われるため、嫌でも毎日英語を使わなければなりません。

もともと英語があまり得意でない人は、最初はその点で悩むことが多く、航空管制官になってからも必死で勉強をしているそうです。

せっかくそれ以外のスキルがついても、英語を使って意思疎通が図れないと上手に仕事が進みませんから、英語ができるようになるのは重要なポイントです。

なお、航空管制官の仕事で使う専門用語は日常生活では使わないものが多いですが、ついつい休みの日やプライベートな時間にも、専門用語が出てしまうことがあるようです。

そんなとき、航空業界に詳しくない人からは「何を言ってるの?」と思われてしまうかもしれません。

航空管制官を辞める理由で多いものは?

航空管制官は気苦労も多い一方、大きなやりがいを感じられる仕事でもあります。

しかし、勤務体系はシフト制となり、夜勤が含まれることがあるため、どうしても不規則な生活リズムになりやすいのが実情です。

そのようななか、年齢を重ねるうちに少し休んだだけではなかなか疲れがとれず、体力的に厳しくなって離職してしまう人もいるようです。

また、職場によっては欠員が出ており、一人あたりの業務量が増えて大変だと感じている航空管制官もいるといわれます。

どのような仕事も楽しいばかりでなく苦労や大変なことも必ずあるものですが、「かっこよさそう」という憧れだけで航空管制官になった人ほど、理想と現実とのギャップを感じ、早く辞めてしまうことがあるようです。