芸術家に向いている人、適性

とにかく作品づくりが好き

芸術家は、とにかく自分の作品をつくっていることが何よりの幸せだという人でなければ務まりません。

たとえば弁護士なら「弁護士になりたい」という目標があり、それに向かって勉強や努力をしていきます。

これに対して陶芸家の場合は、陶芸をやったこともないのに「陶芸家になりたい」と目標を立てて努力をしていく人はほとんどいません。

大多数の人は、陶芸を経験する中でその面白さに目覚め、「自分だけの作品をつくりたい」と考え、作品づくりの中で「この仕事で生計を立てたい」と考えるようになるのです。

ましてや芸術家は作品が売れなければ収入はゼロですから、そのような厳しい生活の中でも自分の意思を貫けるほどの作品に対する情熱とこだわりがなければ続かない仕事だといえるでしょう。

自分だけの独創性や閃きがある

独創性や閃きは勉強や社会経験で培うものではなく、生まれながらにもっている適性だといえます。

どんなにその芸術が好きであっても、ほかの人とは違うものをつくり出す独創性がなければ芸術家としては成功しません。

また、1つの作品を仕上げても、さらに次から次へと閃きがあり、いい作品をつくり続けていくことができなければ、それだけで生活していくことは難しいでしょう。

集中力、精神力、忍耐力がある

芸術家は多くの場合、アトリエにこもり自分だけの世界の中で制作活動に没頭します。著名な芸術家の中には、作品が完成するまでの数日間、誰にも会わず話もしないという人も。

1人でもくもくと作業するのが好きだということはもちろん、すべてを忘れて一心不乱に作品づくりに没頭できるような集中力、精神力、忍耐力は芸術家に欠かせないといえるでしょう。

こだわりや確固とした信念がある

人の評価に左右されたり、スポンサーの要望に過剰に応えようとするタイプの人は、芸術家より商業デザイナーの方が向いています。

作品や作風へのこだわりや信念を貫かずにいられない人こそ、本物の芸術家としての適性をもっているといえるでしょう。