芸術家の年収はいくら? 給料についてくわしく解説

芸術家の平均年収・給料の統計データ

芸術家は報酬や年収があいまいで、平均を出すことは非常に困難です。

作品の価格は基本的に自分で設定しますが、明確な基準はありません。

著名な芸術家はは数億円という収入を手にしていますし、逆に絵が売れない芸術家は収入がゼロということもあり得ます。

作品の価格はピンキリであり、ほとんどの芸術家に副収入があるため、創作活動だけで平均年収を割り出すことは難しいといえるでしょう。

芸術家の手取りの平均月収・年収はどれくらい?

芸術家として安定した収入を得ている人はそう多くありません。

芸術家の仕事だけで毎月生活できるだけの収入があれば、十分成功しているといっても過言ではないでしょう。

芸術家は、基本的に作品が売れたときにしか収入を得ることができないため、非常に不安定な仕事でもあります。

1つの作品が数百万で売れたとしても、その後は何か月も収入がゼロということもあり得ます。

多くの芸術家が収入面には苦労しており、なにかしらの副業をしながら生活しています。

芸術家の初任給はどれくらい?

芸術作品の価格は安ければ数千円、高ければ数億円という大きな開きがあります。

これは芸術家自身のの実力や実績、知名度や人気によって決まってきます。

新人の場合は、絵一枚数千円から数万円程度、陶芸では1作品数千円のことが一般的ですが、それでも収入はゼロになってしまいます。

芸術家の福利厚生の特徴は?

個人で創作活動をして生計を立てたり、アトリエや工房を開いたりする場合は、福利厚生はありません。

芸術家は自由度の高い仕事といえますが、その分しっかりとスケジュールを管理しなくてはなりません。

また医療や保険、育児や介護などに関する福利厚生もないため、自分自身で調べ事務的な処理を徹底しなくてはならない面もあります。

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芸術家の給料・年収の特徴

景気に左右される収入

絵画や彫刻などの芸術品は生活必需品ではなく、娯楽として扱われます。。

景気がよく、美術や芸術にかけるお金が増えれば当然ニーズも高まりますが、不景気であればあまり売り上げは望めません。

芸術家の仕事は、時代の経済状況や景気にも密接な関係があり、不景気が続けば芸術家の生活も苦しくなります。

材料費がかかる

芸術を作り上げるためには、多くの費用がかかります。

絵画であれば、キャンバスや絵の具などの画材が必要ですし、彫刻や陶芸であれば材料である土や道具、作品作りに必要な部屋など作品をつくるだけでお金がかかります。

多くの作品をつくるためにはどうしても費用が必要で、作品が売れなければ材料代を捻出するのにも苦労することもあります。

お金に関する知識も必要

芸術家が一生懸命手をかけて作った作品も、全く売れなければ収入になりません。

芸術の仕事だけで生計を立てていくのには、ものの売り方やブランディングなどお金に関する知識も求められます。

大物芸術家になれば、スポンサーやパトロンがつき、こうした仕事を請け負ってくれることもありますが、一般的な芸術家はこうした工夫も自分で行わなくてはなりません。

芸術家の施設別の年収

副業をする芸術家

「自分の作品をつくって売る」という芸術家としての活動のみで生計を立てている人は、今の日本にはほぼいないといわれています。

芸術家と名乗っていても、アルバイトをしていたり、美術講師をしたりなど、兼業していることがほとんどです。

ほかに仕事を持つことで安定した収入と環境を得て、芸術活動をすることができます。

スポンサーやパトロンがいる芸術家

生前は1枚も絵が売れなかったといわれているゴッホは、生活費のすべてを弟のテオが援助していました。

また、ピカソは裕福な生活をしていたことで知られていますが、これは作品のほとんどを購入してくれるパトロンがいたおかげだといわれています。

現代の日本においても、妻が働いて夫が芸術に没頭するなど、周囲の協力を得て芸術家として活動している人が多いようです。

定年退職後の芸術家

一般的な職業を定年までまっとうし、退職してから、芸術家として第二の人生を送る人がいます。

現役時代から芸術が好きで作品づくりもしていたものの、家族を養うために安定した仕事をし、やっと自分の好きに使える時間ができたというケースです。

こうした人たちは、作品の売上げと年金で生活し、人によっては貯金を切り崩して生計を立てています。

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芸術家が収入を上げるためには?

芸術家として高収入を得るためには、まず知名度を上げる必要があります。

世間から注目を集めるには、美術コンテストで賞を受賞して肩書きを得るのが一番の近道です。

また、近年ではインターネットで作品を公開したり売ったりする芸術家も増えてきており、新たな販路として注目を集めています。

個展や作品展などに足を運ばなくても作品を見られ、作品に込めた思いや作者の人となりも知ることができるため、ファンがつきやすいのがメリットです。

なかにはインターネットやSNSから人気に火が付き、海外を中心に活躍する芸術家もいます。