画家の給料・年収・収入

画家の収入はどれくらい?

画家ほど報酬や年収が曖昧な職業も珍しいかもしれません。なぜなら、絵の価格を自分で設定でき、一枚の絵の基準が明確にされていないからです。

中には、その絵に魅力を感じればいくらでも出しても構わないという購入者も存在します。

世界的な有名画家として知られている奈良美智氏の場合では、一枚のアクリル画が2005年ニューヨークで行われたクリスティーズ社のオークションで108万ドル、日本円にして約1億2千万円で落札されました。

この「Missing in Action」と題された絵は150.0×137.0センチの大きさでした。

画家が使用するキャンバスサイズでは80号程度となりますが、画廊やデパートの個展会場でプロとして活躍する画家の場合は約240万円ぐらいが相場のようです。

画家の収入は絶えずは変動しますので、年収の平均を出すのが極めて困難です。

ですが、あえて言えば、画廊やデパートの個展会場でプロとして活躍する画家の場合、3万円程度の絵を30枚程売るとしたら、売上は大体年間800万〜900万円くらいとなります

こから経費を引いて、600万円から700万円が収入となります。

画壇で有名な画家はもっと大きな収入を手にしていますし、逆に絵が売れない画家は収入がゼロということもあり得ます。そのため、世に認められる画家になるまでの間、多くの人は副業をして生活をしています。

画家の収入は経済に関係する

絵は直接、私たちの生活には必要なものではありません。生活に余裕がある人が多ければ絵のニーズも高まりますが、そうでなければあまり売り上げも望めないと言っても良いでしょう。

つまり、画家の仕事は、時代の経済状況にも密接な関係があります。経済が活況であれば高価な絵も売れますが、そうでなければなかなか売れず、画家の生活も苦しいものとなってしまいます。

基本的な絵の値段の決め方

冒頭では絵の値段はないと記しましたが、長く画家として活躍していれば、お客さんの評判などから自分の絵がいくらでなら売れるかが把握できます。

大体の画家は絵の号数で報酬を決める場合が多いようです。簡単に言えば、一番小さい大きさの紙やキャンバスのサイズの絵を〜円と設定しておいて、倍率に合わせて金額をあげていくというものです。

しかし、画家の絵は大きければ大きいほど労力がかかるというものでもないので、絵の大きさと作品にかかったコストを照らし合わせ値段を決めることが必要です。

収入を上げるには

画家として稼げる、または高収入を得るためには知名度をもつ画家でなくてはいけません。知名度を上げるには数々の美術コンテストで賞を受賞して肩書きを得るのが一番の早道です。

なぜなら画家は腕が勝負の職業ですが、絵に詳しくない消費者が作品を購入する場合、画家の肩書きを見て作品の善し悪しを決める場合がほとんどだからです。