証券会社社員のやりがい・楽しさ・魅力
証券会社社員のやりがい・楽しさ
顧客に喜んでもらえたとき
証券会社の営業職は、少しでも自分が担当している顧客の役に立てるよう、日々の勉強を欠かしません。
仕事中はいうまでもなく、通勤中や帰宅後も休みなく最新の経済ニュースをチェックしたり、株価の動向を追いかけたりしています。
たとえ休日であっても、完全に仕事が頭から離れることはなく、24時間365日、いつも市場を気にしながら生活しているといっても過言ではありません。
普段からの努力が実を結び、顧客に有益な情報を提供できたり、顧客の取引が成功したときには、営業マンとして大きな喜びと誇りが得られます。
「君のおかげで儲かった」「君にまかせてよかった」といわれる瞬間が、証券マン・証券レディにとって何よりのやりがいです。
自身の成績が収入に直結する
証券会社のボーナスは、部署にもよりますが、基本的に各社員の営業成績がダイレクトに反映される「インセンティブ形式」です。
がんばった分だけ自身のボーナスが増え、20代で100万円や200万円といった大金を得ている人も少なくありません。
お金がすべてではないといえ、こうしたわかりやすい成果報酬が、日々の仕事のやりがいにつながっていることは間違いないでしょう。
顧客のために日夜金融や経済の勉強に励み、結果を出して顧客に喜んでもらう。
その結果、顧客がまた金融商品を購入してくれたり、ほかの顧客を紹介してくれたりして、自身の営業成績につながる。
それが、また勉強をがんばろうというモチベーションにつながる。
そうやって生まれる好循環が、仕事の楽しさとなり、また自身の成長の糧となります。
20代で正社員への就職・転職
証券会社社員の魅力
経済、金融、政治など、幅広い専門知識が身につく
株や債券といった金融商品は、世の中のあらゆる出来事に敏感に反応して、日々細かく価格が上下します。
政権が交代した、海外でテロが起きた、大企業が倒産した、税制が改正された、自然災害に見舞われた、オリンピックや万博の開催が決まったなど、価格変動の原因となる要素は無数にあります。
証券会社社員は、そのひとつひとつを注視し、原因や背景、それがもたらす影響などを考え、予想していくことで、幅広い専門知識が深く身につきます。
身につけた知識や理解、分析力は、自身にとって一生ものの、かけがえのない財産となるでしょう。
たとえ何らかの理由で証券会社を辞めることになっても、銀行や保険会社など、金融業界のほかの企業に転職できるスキルとなります。
どこの企業に所属することもなく、個人投資家やトレーダーとして生計を立てることも可能です。
多様なキャリアの方向性がある
証券会社に就職すると、新卒者は「リテール」と呼ばれる個人顧客への営業を担当するケースが一般的ですが、その後のキャリアはさまざまです。
コミュニケーションスキルやプレゼンスキルをみがき、そのまま営業職として突き進むこともできます。
チャート(価格の動きをグラフで表したもの)の分析スキルなどを身につけて、自ら売買を行うディーラーになる道もあります。
「アナリストレポート」と呼ばれる、経済動向や株価推移をまとめた資料を執筆し、社内外に情報を提供するリサーチ部門にまわることも可能です。
どの道を歩むにしても、相当な量の努力が必要になることは間違いありませんが、自身の希望に沿ってキャリアを柔軟に選べる点が、証券会社の魅力です。
総合職として入社し、複数の職種をわたり歩けば、いつでも新鮮な気持ちのまま、刺激的な日々を送ることができるでしょう。