市役所職員に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
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市役所職員に向いている性格・適性
親しみやすい人
市役所職員は市民と直接コミュニケーションをとる機会が多いため、親しみやすさが求められる職業といえます。
とくに窓口対応を担当する職員は「市を代表する顔」として、ハキハキと印象良く市民と接することが大切です。
窓口の職員の対応が悪ければ、クレームの原因にもつながってしまいます。
コスト意識を持っている人
税収減少などにより多くの自治体が厳しい財政状況にあるなか、現代の市役所職員は「コスト意識を持っていること」も欠かせない適性のひとつでしょう。
施策を実行したときに必要になるコストを考え、それに見合ったリターンが得られるのかを論理的に検討できる人が求められています。
地味な仕事が苦にならない人
事務系の市役所職員であれば、窓口対応や事務手続きなどの「地味な仕事」が一日の大半です。
とはいえ、それらの仕事一つ一つが市民の生活にかかわる大切な仕事です。
こういった地味に感じるような作業でも、コツコツ真面目に続けていける人が市役所職員には向いています。
市役所職員に必要なスキル・能力
わかりやすい説明力
市役所職員は年金や国民健康保険制度などの複雑でわかりづらい内容についても、市民に対してなるべくわかりやすく説明できる能力が求められます。
そして、法律や条例に照らしてそぐわない要望を言われたときには、はっきり「NO」を伝えることも大切な仕事です。
その際に市民が納得するようなわかりやすい説明ができなければ、「単に拒否された」と感じてしまい、市のイメージダウンにもつながってしまいます。
事務処理能力
一般的な事務処理能力を備えていることも、市役所職員の仕事をおこなっていくうえでは必須となります。
たとえば、エクセルやワードを使った書類作成などは問題なくこなせる必要があるでしょう。
そのほか、ビジネスマナーにもとづいた窓口対応や電話対応なども身につけておかなければなりません。
自己啓発力
財政的にゆとりのない時代であっても、市民の生活満足度が今よりも向上するよう、多くの自治体が工夫を重ねています。
そのために、市役所職員は積極的に市民の声に耳をかたむけて課題をキャッチするのと同時に、自己研鑽して施策の立案・実行ができるだけの能力も身につけていかなければいけません。
これからの地方行政では、「自分で自分を高められる人」がより求められていくでしょう。
市役所職員に向いていないのはどんな人?
「市役所」という場所で働く以上、「清潔感のない人」や「だらしない人」は市役所職員には向いていません。
市民に不快感を与えないように、TPOにあった服装や髪型にすることは当然の部分といえます。
また、「与えられた仕事だけこなしていれば給料がもらえる」と考える人も市役所職員には向いていないでしょう。
定時で帰れるイメージを持つ人も多いですが、実際には自治体や部署、時期などによって業務量は大きく異なり、夜遅くまで勤務が続くことも十分にあり得ます。
市民から理不尽なクレームを受けることもありますが、そんなときもくじけずに、「地域に貢献したい」という強い気持ちを持って働ける人が活躍できる職業です。