市役所職員の1日のスケジュール・生活スタイル

市役所職員の業務スケジュール

市役所の開庁時間は「平日8:30~17:15」としている場合が多いです。

「市役所職員は定時退庁できる」というイメージを持つ人もいますが、実際はそうとは限らず、自治体や部署、職員の役職などによっても忙しさは大きく変わります。

基本的には定時退庁ができる部署であっても、繁忙期は残業が続いてしまう場合もあるでしょう。

そして「残業の少ない部署で働きたい」と考えたとしても、事務系職員は約3年〜4年ごとに実施される人事異動により、さまざまな部署を転々とするようになっています。

異動先の部署についても、産業振興、環境、福祉、教育、防災・防犯、まちづくりなど広い分野にわたります。

この異動の目的は、幅広い視野や知識・経験を身につけることで、どんな局面にも対応できる「ゼラリスト」としての行政パーソンを育てることです。

一方、土木・建築・情報など、各分野の専門知識を持った技術系職員の場合は、各々の専門に関連した部署に配属されます。

自らの専門知識が生かせる部署のなかで「スペシャリスト」として育てられ、技術的視点に立ったアドバイスで事務系職員をサポートすることが求められます。

このように、事務系職員か技術系職員かによっても、たずさわる業務の種類や人事異動に関する考え方は大きく変わるといえるでしょう。

「まちづくり推進課」で働く市役所職員の1日

一口に市役所職員といっても、所属する部署によって1日のスケジュールはさまざまです。

ここでは、「まちづくり推進課」に勤務する市役所職員の1日をご紹介します。

8:15 登庁
市役所の開庁時間に合わせて登庁し、まずはメールやスケジュールなどのチェックをおこないます。
9:00 部署内で打ち合わせ
同じ部署内で業務の進行状況を報告し合い、今後の進め方などについて打ち合わせします。
10:00 資料作成、窓口対応など
会議用の資料などを作成していきます。

市民から問い合わせの電話があったり、窓口での相談があればそれにも対応します。

12:00 昼食
昼食を食べて午後からの仕事に備えます。

昼休憩の間も、電話での問い合わせやメールの返信作業などにより、昼食時間が多少削けずられてしまうことも珍しくありません。

13:00 業者を交えた打ち合わせ
外部の業者を交えて、担当している地域イベントの進行状況や今後の工程などに関する打ち合わせをおこないます。

イベントの協賛企業を集める必要もあるため、さまざまな分野の業者と協力しながら進めていきます。

15:00 資料作成、窓口対応など
再びデスクワークに戻り、資料作成などを進めていきます。
18:00 地域でおこなわれる会議に出席
担当する地域イベントの開催に向けて、地域の人たちも参加する会議に出席します。

作成した資料をもとに、イベントの方針を説明したり協賛を呼びかけたりします。

19:00 帰庁
一旦帰庁し、会議の報告書を作成します。
20:00 退庁
報告書の作成が問題なく終われば、翌日のスケジュールを確認して退庁です。

担当するイベントの開催が近い時期は忙しく、残業も多めです。

「市民課」で働く市役所職員の1日

続いて、「市民課」で働く市役所職員の1日をご紹介します。

市民課は死亡届や婚姻届などの「戸籍届書」や、転入・転出届といった「住民異動届書」などに関する手続きを担当しています。

市民にとってもなじみ深い部署であり、おもに窓口・電話対応が仕事のメインとなります。

8:15 登庁
少し早めに登庁して、届いているメールや今日の予定などを確認します。
8:25 朝礼、事務連絡
市役所の開庁前に朝礼をおこないます。

出張や会議の時間など、その日の大事なスケジュールを各職員でしっかり共有します。

8:30 窓口・電話対応
開庁時間になったら、窓口に来る市民の対応を順次おこなっていきます。

月曜日の午前中や、ゴールデンウィークなどの連休明けの日は長い列になることもあります。

また、窓口応対だけでなく電話応対も合わせておこないます。

12:00 昼食
1時間の昼休憩をはさみます。

昼休憩の時間中も窓口への来庁や電話での問い合わせがあるため、職員同士で昼当番を交代しながら対応していきます。

13:00 窓口・電話対応
昼食後は、再び窓口対応や電話対応に戻ります。

市民からの相談だけでなく、市役所間での戸籍照会や住民異動照会などの問い合わせが来ることもあります。

17:15 閉庁
市役所を閉庁します。

これ以降来庁者はなくなりますが、各関係者からの電話応対などは続きます。

また、トラブル発生時などは閉庁時間にかかわらず対応が必要になるケースもあります。

18:00 退庁
その日の業務が完了したら、身の回りを片づけて退庁です。

ただし自治体によっては「窓口延長時間」を設けている場合もあるため、その場合は帰りが遅くなることもあります。

市役所職員に残業代は支払われる?

市役所職員は、業務の状況によって残業をおこなうことも多々ありますが、残業代の申請は多くの自治体で「自己申告制」となっているようです。

「どんな理由で何時間残業したのか」について申請を上げる必要があり、その申請が認められなければ残業代は支払われません。

また、職員の残業代は各部署に割り振られた予算額のなかから出されています。

割り振られる予算については自治体や部署によっても大きく異なっており、残業代がその予算の範囲を超えてしまえば支払うお金がなくなってしまいます。

このような事情が職員の「サービス残業」につながってしまい、残業代未払いに関する報道が出てしまった自治体もあります。

近年では、こういった報道が出たことや「働き方改革」などの影響により、働いた分はしっかりと残業代が出る傾向が強くなっているようです。

市役所職員の勤務時間・休日