【2021年版】麻薬取締官の仕事内容・なり方・年収・資格などを解説

「麻薬取締官」とは

違法な麻薬の流通と薬物犯罪を取り締まり、特別司法警察官として状況に応じて逮捕を行う。

麻薬取締官とは、薬物犯罪を取り締まり、薬物汚染から日本を守るための仕事をする国家公務員です。

麻薬取締官の所属は厚生労働省ですが「特別司法警察官」としての権限が与えられ、状況に応じた武器の所持が認められています。

麻薬取締官の主要な業務のひとつは、違法薬物の使用者の逮捕や、国外から密輸される薬物の取り締まりなどを行うことです。

また、医療用に使用されている麻薬の流通状況の監督や、不正使用防止のための助言、薬物使用に関する相談や啓発業務なども担当します。

麻薬取締役官になるためには、厚生労働省麻薬取締部の採用試験への合格が必要です。

基本的に4年制大学の法学部か薬学部を出ていることが条件となり、専門性の高い業務を担います。

麻薬取締官の定員は日本全体も300名弱であり、毎年の新規採用人数は若干名で狭き門となっています。

「麻薬取締官」の仕事紹介

麻薬取締官の仕事内容

薬物が絡む犯罪を取り締まり、健全な社会の実現を目指す

麻薬取締官は、違法な麻薬の流通や使用など、薬物絡みの犯罪を取り締まり、薬物汚染から社会や人々を守る国家公務員です。

世間では「麻薬Gメン」や「マトリ」と呼ばれることもあります。

所属は厚生労働省ですが、麻薬取締官には「特別司法警察職員」としての権限も与えられ、警察官と同じように拳銃を所持することや逮捕行為が認められています。

具体的な仕事内容は、以下のとおりです。

・違法麻薬や覚せい剤などに関する情報収集や流通経路の捜査
・薬物使用者の逮捕、押収された薬物の鑑定
・薬物依存者の更生支援 など

また、医療用として使用される「合法麻薬」の監督も麻薬取締官の業務の一部であり、病院や製薬会社へ立ち入り検査や、流通ルートの監視、また不正使用防止のための助言などを行います。

関連機関との連携や協力も重要

麻薬取締官は全国で300名弱しかおらず、少数精鋭の部隊となっています。

専門性を備えた優秀な人材が揃っていますが、日本における麻薬の密輸入ルートはさまざまであるため、関係機関との連携・協力が欠かせません。

全国各地の都道府県警との協力をはじめ、空路や海路による出入りを監視する税関や海上保安庁との協力も行われています。

また、麻薬取締官があえて被疑者に近づき内情を掴みとる「おとり捜査」をすることも認められています。

違法な麻薬の流通・使用を防ぎ、薬物汚染のない健全な社会を実現するために、麻薬取締官は各方面から捜査を行っています。

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麻薬取締官になるには

麻薬取締部の採用試験を受験して、採用を目指す

麻薬取締官になるには、厚生労働省麻薬取締部が行う採用試験に合格し、採用される必要があります。

この試験には応募資格があり、以下のいずれかを満たす必要があります。

(1)国家公務員試験一般職試験(大卒程度)の「行政」または「電気・電子・情報」に合格すること
(2)薬剤師、または薬剤師国家試験合格見込の者で、29歳以下であること

上記の前提を満たし、さらに麻薬取締部の採用試験にも合格して内定を得ると、厚生労働省の事務官として一定年数の事務経験を積みます。

その後、麻薬取締官になるための研修を受けて、ようやく麻薬取締官として働くことができます。

薬学について専門的に勉強している人

麻薬取締官には定員があり、現在、全国で活躍する麻薬取締官は300名弱しかいません。

そのため、募集される場合の採用人数は「若干名」となるケースが多く、採用試験は非常に厳しい争いになることを覚悟しておく必要があります。

なお、薬物を取り扱う麻薬取締官は、薬剤師の資格を持っている人を積極的に採用する傾向があります。

少しでも麻薬取締官になる可能性を高めたい場合には、大学の薬学部に進学して薬剤師国家試験を受験する道を選択するのもひとつです。

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麻薬取締官の学校・学費

大学の法学部もしくは薬学部に進学することが望ましい

麻薬取締官を目指すために選択する学歴としては、大きく分けて2つあります。

ひとつは大学の法学部に進学し、国家公務員試験一般職試験(大卒程度)を受験するというものです。

この試験を受けること自体に関しては、学部や学科の要件はありません。

ただし、麻薬取締官として任命となると、法学部と薬学部の出身者以外は2年以上の麻薬取締関連の業務経験等が必要となるため、法学部出身者が採用されやすいといわれています。

もうひとつの道は、大学の薬学部もしくは薬科系大学に進学することです。

所定のカリキュラムを修めて薬剤師国家試験に合格するか、合格見込みであれば、麻薬取締官の採用試験にも応募することが可能です。

年齢制限があるため、事前に最新の試験情報を確認しておきましょう。

麻薬取締官の資格・試験の難易度

採用人数は少なく、倍率は非常に高い

麻薬取締官の正式な採用倍率は公表されていませんが、そもそも少数精鋭の組織であることから、例年の採用人数は非常に少ないことが特徴です。

採用試験の倍率に関しては、少なくとも10倍、年度によっては50倍近くに達していると推定されます。

麻薬取締部の採用試験を受けるために必要な条件となる国家公務員一般職試験、あるいは薬剤師国家試験も難関であるため、大学時代から長期間にわたる努力が必要です。

麻薬取締官の試験内容は面接のみ(国家公務員採用一般職試験ルートの場合)ですが、法学・薬学の知識のほかに、体力や語学力など、麻薬取締官に必要な資質を総合的に判断されます。

高い意識をもって試験対策をしておかない限り、合格は厳しいです。

近年は国際化の影響もあって外国人が絡む事件が多発しているため、英語などが得意であることも有力なアピール材料となるでしょう。

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麻薬取締官の給料・年収

国家公務員の一般行政職としての俸給表が適用される

麻薬取締官の給料は、国家公務員行政職(一)の俸給表が適用されます。

行政職は、警察官などの公安職ほど高い給与水準には設定されていませんが、採用後、必要な研修等を受けて任用されれば、基本給に加えて4%の調整手当が付くようになります。

また、昇格も早めとなっているため、一般事務を担っている行政職の国家公務員よりは、やや高めの給与が得られます。

基本的に年功序列で昇給していき、経験年数が長くなるほど収入もアップします。

ほかの国家公務員と同様に福利厚生は充実

麻薬取締官は、ほかの国家公務員と同様、公務員宿舎が利用できたり、一般の賃貸住宅に住む際には住宅手当が支給されるなど、福利厚生面も充実しています。

生活面、経済面で大きな不安を抱えずに働きやすい環境があるといえるでしょう。

ただし、その時々の仕事の状況によっては生活スタイルが不規則になりがちであったり、ときに犯罪捜査にも踏み込んでいく職務の危険性などを勘案すると、決して楽な仕事ではありません。

なお、麻薬取締官はやむを得ない事情がない限り、全国転勤があります。

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麻薬取締官の現状と将来性・今後の見通し

薬物犯罪が複雑化するなか、強い使命感をもった人材が求められる

不正麻薬の流通や使用は、昔から続く大きな社会問題のひとつです。

とくに現代は、IT技術の進展やスマートフォンの普及などによって、以前よりも不正薬物を手に入れやすい環境があります。

年齢を問わず、幅広い世代で薬物中毒に苦しむ人が増えていること、危険な麻薬取引が行われていることなどから、麻薬取締官は違法薬物に手を出す人を一人でも減らそうと日夜問わず懸命に働いています。

近年では有害性のある「危険ドラッグ」の取り締まりを強めるため、麻薬取締官を増員する動きもありました。

今後もさらなる活躍が期待されていますが、少数精鋭の部隊であることに変わりはなく、誰もが簡単に就ける職業ではありません。

知識・体力・精神力を備え、社会の安全を守るための強い使命や責任感をもつ人材が求められています。

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麻薬取締官の就職先・活躍の場

全国各地の麻薬取締部で勤務し、転勤もある

麻薬取締官は、厚生労働省の地方厚生局内にある「麻薬取締部」に勤務します。

麻薬取締部は、支所や分室を含めて北海道から沖縄まで全国12ヵ所に設置されていますが、規模は各地で異なります。

とくに薬物犯罪の発生頻度が高いエリアを管轄する「関東信越厚生局」や「近畿厚生局」の配属人数が相対的に多くなっていることが特徴です。

なお、国家公務員である麻薬取締官には全国転勤があります。

この背景には、薬物犯罪を行う暴力団グループなどに顔を知られないようにするという目的もあり、頻繁に人事異動が実施されています。

やむを得ない事情は考慮される場合がありますが、基本的に麻薬取締官として働く以上、転勤は必ずあるものと考えておく必要があるでしょう。

麻薬取締官の1日

捜査状況によって勤務時間は変わる

国家公務員である麻薬取締官の勤務時間は、1日あたり7時間45分と定められています。

若手の麻薬取締官は朝から夕方にかけて働くことが多いですが、捜査活動の状況によっては深夜まで働いたり、休日出勤をしなくてはならなかったりすることもあります。

事件はいつ発生し、どのように動くか読めないところもあるため、少人数で動く麻薬取締官は不規則な生活になりがちです。

ここでは、若手麻薬取締官のある1日の流れを紹介します。

8:00 出勤・朝礼
8:30 デスクワーク(報告書作成など)
10:00 内偵捜査のために外出
14:00 事務所へ戻る・昼食
15:00 薬物の不正売買に関する情報収集
20:00 退勤
21:00 自宅でトレーニング

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麻薬取締官のやりがい、楽しさ

地道な捜査活動を身を結び、取り締まりに貢献できたとき

麻薬取締官は、情報収集や聞き込み、事実関係の裏付け、現場への張り込みなど、地道な捜査に長時間を費やします。

すぐに結果が出ない案件も多く、根気強さや忍耐力のようなものが試される場面ばかりです。

そうした長い努力が実を結び、無事に被疑者を逮捕できた際には、安堵と共に、社会を守れたという達成感が得られます。

また、麻薬取締官の仕事は薬物犯罪を取り締まるだけでなく、検挙された麻薬中毒者やその家族の相談に応じ、社会復帰をサポートすることも含まれます。

なかには心身ともにボロボロになってしまった人と向き合うこともありますが、再び健全な人生が送れるよう導くことに、大きな意義を感じている麻薬取締官もいます。

さまざまな側面から薬物犯罪の削減に取り組み、よりよい社会をつくるために貢献できるのが、麻薬取締官の魅力とやりがいです。

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麻薬取締官のつらいこと、大変なこと

薬物によって壊れた人間を相手にするつらさ

麻薬や覚せい剤などの違法薬物は、人の精神を破壊する恐ろしい作用をもっています。

被疑者の取り調べでは、相手は思考力や判断力が低下しているために、まともな会話が成立しないことが多々あります。

とくに常習者や中毒者ともなれば、意思疎通の困難さは並大抵ではありません。

常識の通用しない者と対峙しなければならないこと、そして薬物によって人格破壊にまでいたってしまった人と接することに、慣れないうちは苦痛を感じるかもしれません。

また、捜査活動では暴力団や麻薬を密輸入する外国人グループなどと関わることもあり、危険な場面に遭遇する可能性は十分に考えられます。

警察官と同様、拳銃の扱いや逮捕術の訓練も行われており、精神力と肉体の両方を鍛えておかなくてはなりません。

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麻薬取締官に向いている人・適性

正義感が強く、粘り強さや忍耐力を備えている人

麻薬取締官として働くには、まず「違法薬物を許さない」という正義感が必要です。

麻薬中毒者が引き超す事件は、しばしば常人の理解を大きく超えており、常軌を逸した壮絶な現場に遭遇したり、あるいは麻薬取締官自身に危害がおよぶケースもあります。

決して楽な仕事とはいえないため、よほど強い意思がないと、危険な相手に立ち向かっていくことはできないでしょう。

麻薬取締官の使命をよく理解したうえで、自分がその一員となって健全な社会をつくるために活躍したいという思いが求められます。

また、麻薬取締官の捜査活動は時間がかかるもの、すぐに結果が出ないことも多々あるため、忍耐力が試されます。

決して目立たない場面でも黙々と頑張り続けることができるかどうかは、麻薬取締官の仕事を続けるうえでも欠かせない要素です。

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麻薬取締官志望動機・目指すきっかけ

健全な社会をつくりたいと考える正義感の強い人が多い

麻薬取締官は「犯罪を取り締まる」という点においては警察官と共通しており、正義感の強い人が目指すケースが目立ちます。

近年は外国人グループが麻薬密売に絡むケースが増えており、それを取り締まる麻薬取締官自身が危険に晒される可能性も高くなっています。

危険を顧みず職務を遂行するためにも、絶対に犯罪を許さないという強い正義感を持っていることは重要な資質です。

このほか、学校の授業などで薬物の恐ろしさを知り、不正麻薬を取り締まる麻薬取締官の社会的意義の大きさに魅力を感じたという人や、薬学などの知識を社会の治安維持のために役立てたいという理由などで、この仕事を目指す人もいます。

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麻薬取締官の雇用形態・働き方

厚生労働省に所属する国家公務員

麻薬取締官は、厚生労働省に所属する行政職の国家公務員という位置づけではありますが、その実際の働き方は警察官、なかでも刑事に近いものがあります。

張り込みや尾行などを頻繁に行う関係上、業務時間は不規則なものになりがちですし、事件が立て込めば帰宅することもままならず、不眠不休で捜査にあたらなくてはなりません。

体力的な厳しさだけでなく、精神的なきつさ、高い危険性もともなう専門性が求められる仕事であり、一般的にイメージする公務員とは大きくかけ離れているかもしれません。

職務に対する熱意と、違法薬物を根絶したいという断固たる意志がなければ、続けていくことは難しいでしょう。

麻薬取締官の勤務時間・休日・生活

捜査状況によっては長時間の残業や不規則な勤務になることも

麻薬取締官の勤務時間は、ほかの国家公務員と同様、原則として1日あたり7時間45分と定められています。

ただし、事務職などのように定時がきたら終わりという仕事ではないため、実際の勤務体系は非常に不規則です。

捜査が長時間に及んだり、不眠不休で張り込みを行うケースはめずらしくありませんし、早朝や深夜に被疑者を逮捕したり、密売組織を一斉摘発したりすることもあります。

休日についても、基本的には土日を休みとする週休2日制ですが、薬物事件がいつ発生するかは予測不可能であり、土曜日や日曜日に働く機会もあります。

麻薬取締部そのものが少数精鋭の部隊であるため、一人ひとりの業務量はどうしても多くなりがちです。

最近では働き方改革も徐々に進んでいますが、職務の特性上、プライベートを最重視させたいといった人には、やや厳しい仕事といえるでしょう。

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麻薬取締官の求人・就職状況・需要

新規の採用人数は合計でも15~30名程度の狭き門

麻薬取締部は少数精鋭の組織であり、現職の麻薬取締官は日本全体でも300名にも満たない状況です。

定員が定められているため、その人数を超えて大幅に採用されることはありません。

近年は薬物犯罪の発生件数自体が増加傾向にあり、定員増加の動きも見られましたが、各地方局での採用者数は例年「若干名程度」です。

全地方局を合計しても毎年15名~30名前後の少ない採用数となっているため、狭き門と考えておく必要があります。

高校生など早い段階から麻薬取締官を目指しているのであれば、難関大学の法学部や薬学部に進学して麻薬取締官に役立つ勉強を専門的におこなうなど、計画的に進路を検討していくことをおすすめします。

麻薬取締官の転職状況・未経験採用

30歳未満なら転職するチャンスがある

麻薬取締官採用試験を受けるための前提となる国家公務員一般職試験(大卒程度)は、30歳未満であることが受験要件のひとつとなっています。

もうひとつの薬剤師ルートに関しては、薬剤師国家試験自体に年齢制限はありませんが、同ルートから麻薬取締官採用試験を受けるためには29歳以下であることが必要です。

つまり、いずれの道を経るにせよ、30歳未満でなくては麻薬取締官になることはできません。

逆にいうと、この年齢要件を満たしてさえいれば、別の仕事をしていた人が麻薬取締官への転職を目指すことが可能です。

ただし、麻薬取締官の採用人数は非常に少ないため、簡単な気持ちで合格するのは難しいです。

仕事を続けながら転職を目指す場合には、採用試験のための勉強時間をどのように確保するかが重要なポイントになってくるでしょう。

麻薬取締官に薬剤師資格は必要?

資格取得は必須ではないが、専門性を生かした活躍が可能

麻薬取締官の採用試験を受験するためのルートのひとつに「薬剤師、または薬剤師国家試験合格見込みの者で29歳以下であること」というものがあります。

つまり、このルートを選択する場合、大学の薬学部に通うことが前提となります。

薬学以外の勉強をしてきた人でも、 国家公務員一般職試験(大卒程度)を受験するルートで麻薬取締官を目指すことは可能なため、薬剤師資格が「必須」というわけではありません。

ただし、麻薬取締官の業務では薬学に関する専門的知識も強く求められてくるため、薬剤師の資格取得者は積極的に採用されています。

薬剤師の資格を取得しておく別のメリットとして、万が一、別の進路を考える際にも有利にはたらくということが挙げられます。

薬剤師の就職先は調剤薬局や病院、またドラッグストアや医療品メーカー、製薬会社など多岐にわたっており、薬学の専門家として多様な活躍が可能です。

もちろん、麻薬取締官として薬剤師の知識を生かして長年働き続けることもできますが、民間も含めて進路の選択肢が広がることは、薬学部に進学する魅力のひとつといえるでしょう。

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女性でも麻薬取締官になれる?

性別は関係なく活躍できるが、仕事に対する熱意と覚悟が必要

麻薬取締官は、全国的に見ても300名に満たない少数精鋭部隊であるため、どのような人が活躍しているのか、なかなかイメージしづらいかもしれません。

また、麻薬取締官の捜査活動では、ときに刑事のような張り込みや尾行も行うため、男性の仕事だと思われがちです。

しかし、実際には女性の麻薬取締官も活躍していますし、女性だからといって採用試験で不利になったり、業務内容に制限が設けられるわけではありません。

むしろ、おとり捜査の際などは、女性の麻薬取締官のほうが被疑者に警戒されづらく、捜査がスムーズに進みやすいケースもあります。

また、近年は女性の被疑者も増えているため、取り調べの場面で女性の麻薬取締官の活躍に期待が寄せられることもあります。

熱意があれば、性別はまったく関係なく麻薬取締官を目指せます。

ただし、この仕事では長時間にわたる張り込みや危険を伴う現場に出向くことがあるため、心身ともにハードワークに耐え抜く覚悟が必要です。

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