市役所職員のやりがい・楽しさ・魅力
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市役所職員のやりがい・楽しさ
まちづくりを実感できる
市役所職員の魅力のひとつは、長期的なビジョンに沿って地域社会をつくる仕事にたずさわれることです。
そこに住んでいる人は過去と現在の街の様子しかわかりませんが、市役所職員は街が今後どのように発展していくかの展望を持ち、それに向けて日々仕事に取り組んでいます。
このように、まちづくりに参加している実感を得られることは大きなやりがいにつながるでしょう。
市民と直接かかわる仕事
市役所職員は市民と接することが多いため、自分のやった仕事に対して直接感謝される機会も少なくありません。
住民がかかえる課題や困りごとは大変多く、それらを解決していくのはとても大変な仕事ですが、無事に解決できたときには「ありがとう」など感謝の言葉をかけられることも多い仕事です。
問題が解決されて、市民が安心したり喜んだりする姿を直接見られることも、市役所職員のやりがいのひとつになっているようです。
さまざまな分野の仕事を経験できる
事務系の市役所職員の場合は数年おきに人事異動があるため、さまざまな分野の仕事を経験できる点も魅力に挙げられるでしょう。
税金、福祉制度、インフラ、産業振興、教育など、生涯を通して多様な業務にかかわることができ、その中で幅広く知識を習得していくことが可能です。
その分覚えなければいけないことも多いですが、「広い視野を持ったゼネラリストとして成長したい」と考える人に向いている職業といえます。
市役所職員の魅力
ワークライフバランスの良さ
市役所の開庁時間は多くの自治体で「平日8:30~17:15」とされており、職員の勤務時間もそれに合わせて設定されています。
職種や部署によっても多少異なりますが、「日中勤務・土日休み」が基本となるため働きやすい職場だといえるでしょう。
公務員という立場であることから制度面も整っており、有給休暇や出産・育児休暇、介護休暇、短時間勤務制度などが利用可能であることや、家族手当、通勤手当、住居手当などの各種手当も充実しています。
また、民間企業のような「景気の変動や個人の成績によるリストラ」なども基本的にはないため、ワークライフバランスを重視する人にとっては魅力的な職業といえます。
転勤の心配がない
市役所職員の勤務先は、原則採用された市役所となります。
仮に転勤があったとしても、同じ市内にある関連施設への転勤で済む場合が多いため、県をまたいだ転勤や単身赴任の可能性はほとんどありません。
引っ越しや子どもの転校などが避けられないようなケースはまれであり、安定した生活を送ることができるでしょう。
17年以上の勤務で「行政書士」が取れる
もう一点注目したいのが、事務系職員の場合は勤務期間が通算17年以上(中卒の場合は20年以上)になると「行政書士」の資格が取れることです。
行政書士は国家資格のひとつであり、おもに行政機関に提出する申請書類作成になどたずさわる仕事です。
転職や独立にも生かせる資格であり、その試験が免除されることも市役所職員ならではのメリットといえます。