新聞社社員のやりがい・楽しさ・魅力
新聞社社員のやりがい・楽しさ
新聞に託すメッセージ
新聞社で働く人たちの一番のやりがいは、「情報発信を通して、多くの人に影響を与えることができる」ということでしょう。
新聞でどのような内容の記事を掲載するかは、各新聞社の価値観や判断に任されています。
そのため、社内では常に「昨日の交通事故とその分析に関する記事を一面にしよう」「福祉の問題は重要だから見出しをもっと大きくしよう」などと議論が活発に交わされています。
新聞社の社員は、読者のもとへ届ける新聞にさまざまなメッセージを託しながら、日々仕事に向き合っているのです。
スクープ連発を夢見て
新聞記者であれば、誰もが憧れるのは他社がまだ取材していない独自のスクープ記事を掲載することでしょう。
スクープの内容はさまざまですが、政治家の裏金、有名人の不倫、学校でのいじめの隠蔽、介護施設におけるスタッフからの虐待など、センセーショナルな話題ばかりです。
世間へのインパクトがあればあるほど、注目を大きく集めることにつながり、議論を巻き起こすことができます。
そしてそれは同時に、世間に対してその新聞社の取材力を知らしめることにもつながるのです。
こうしたスクープを連発するためには、新聞記者のスキルがとても重要です。
関係者に対して粘り強く取材交渉を行うタフさ、他人の嘘を見抜く洞察力、一瞬の撮影チャンスを逃がさない瞬発力や勘の良さなど、さまざまな能力が必要となります。
大変ではある一方で誰もができるような仕事ではないぶん、挑戦し甲斐がある仕事であるのは間違いないでしょう。
スクープを連発するような新聞記者は、その新聞社のエースとして信頼されるようになり、自分が取材したいネタをどんどん自由に取材させてもらえるのも魅力のひとつです。
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新聞社社員の魅力
読者からの反応
新聞は、多くの人からの反応があるメディアです。
実際、読者から「新聞を読んでこの問題に興味が持った」「新しい知識を学べて役に立った」という声が届くと、何よりの喜びになります。
また、読者だけでなく、取材先でも「素晴らしかった」「記事にしてくれてありがとう」と声を聞いたりすることができます。
もちろん、賞賛だけでなく、ときには批判やクレームを受けることもあります。
ただし、それは新聞記事が多くの人に届き、心を揺さぶられたという証拠でもあります。
伝統あるメディアだけに読者からの反響はとても大きく、その声のひとつひとつが新聞社の社員にとって大きな力になっています。
縁の下の力持ち
新聞社というと、記者職のイメージが強いですが、新聞社ではそれ以外の役割も多くあります。
とくに校正や広告営業といった仕事は表舞台に出ることはほとんどなく、紙面に名前が掲載されることもありません。
しかし、こうした職種の人たちがいなければ、新聞は完成しません。
まさに縁の下の力持ちという立場で、あくまで裏方仕事ではありますが、魅力ややりがいも十分に感じられる仕事です。