新聞社社員に必要な資格・スキルはある?
新聞社で働くのにおすすめの資格は?
資格よりも必要なもの
新聞社で働く社員の場合、資格や免許のようなもの以上に必要とされるのは、「取材力」や「文章力」です。
編集職の場合は特に、特定の分野に関して短時間で膨大な量の知識を吸収して情報を整理しなければいけないという状況が多々あります。
たとえば記者は、大地震が起きれば、地学や建築学や防災学のことを勉強してから専門家の取材に行きます。
また福祉施設で問題が起きれば、介護保険や高齢者の置かれる現状について勉強してから関係者の取材に行くことになるのです。
自分が知らないことであっても積極的に勉強し、自分なりに理解したり意見を持ったりすることができる能力が極めて重要なのです。
大学での過ごし方
学歴に関しては、就職試験の応募の際に大卒以上の学歴を条件としているところも多いので、大学に進学してしっかり学ぶことが大切です。
新聞社への入社をめざすのであれば、学生時代はとにかくたくさんの本や新聞を読み、内容を簡潔にまとめたり自分の疑問や感想を書き記したりするトレーニングを積み重ねるようにしましょう。
大学によってはマスコミ就職希望者への対策ゼミやマスコミ研究会があるので、こうした活動に参加して仲間とともにスキルを磨くのもよいでしょう。
20代で正社員への就職・転職
新聞社の記者職に有利な資格
新聞記者の場合は取材の際に語学力が必要となることが多いので、「TOEIC」や「英検」のような資格を取得しておくと役に立つことがあります。
特別な資格を取得していなくても、ドイツ語、フランス語、中国語、ロシア語、アラビア語などを使用できれば、取材をする上では大いに生かすことができるでしょう。
それ以外にも、「気象予報士」「ファイナンシャルプランナー」などの資格を取得し、専門分野の知識を身に付けることで、仕事の内容に深みが出ることがあります。
興味関心があることや、趣味や特技などがあれば、積極的に資格を取得することで、記事の作成に生かすことができるでしょう。
新聞社の職種に有利な資格
記事の校閲の際には誤字脱字や漢字の間違いは許されないので、「漢字検定」の合格をめざして勉強する人が多いようです。
また、本格的に校閲の仕事をしたいと考えるのであれば「校正士」という資格取得を目指すとよいでしょう。
校正士とは、誤字脱字を正す校正の技能を認定する称号で、実務教育研究所が実施する「校正実務講座」を受講し、自宅で行われる修了試験に合格すると取得できます。
20代で正社員への就職・転職
新聞社社員に有利な資格
新聞社の社員として働く上で特別必要とされる資格はありませんが、新聞社によっては、入社までに自動車の運転免許証を取得しなければいけないことがあります。
記者職や販売営業などの職種に就く場合、自ら車を運転して移動することがおおいので、新聞社社員を目指す際には学生時代に運転免許を取得し、運転に慣れておくとよいでしょう。