専門商社の年収はいくら? 給料についてくわしく解説

専門商社の年収の特徴

総合商社よりは劣るものの、専門商社も年収が高いことで知られています。とくに大手総合商社の子会社の専門商社の年収は高く、トップクラスでは平均年収が800万円を上回る企業も多く存在します。

初任給からの昇給率が高いのが専門商社の特徴です。初任給は20万円前後で、他業界との違いはないのですが、たとえば専門商社の中で昇給率トップの企業の例で見ると、30歳時点での給料の伸び率が初任給比233%アップです。

つまり初任給が20万円だったとして、30歳時点の月給がおよそ50万円に達していることになります。

月収の伸び率もさることながら、ボーナスもしっかり支給されます。一般的には月給4ヶ月分が夏と冬の2回に分けて支給されることが多いようです。

業績が好調な企業では、4ヶ月分を上回るボーナスが支給されることもあります。

若手のうちから高収入を目指したい人にはとても魅力的な職場環境といえます。

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高収入の理由

若手の頃から高収入なのにはもちろん理由があります。商社についてはよくいわれることですが、激務をこなさなければいけません。

競合他社にシェアを奪われないように、時差をものともせず海外取引先やサプライヤーとの交渉に当たる必要があります。企業や担当部門によっては海外出張が多く、毎月飛行機で長距離移動をする場合もあります。

そのため残業代が月給を押し上げている側面があります。また、ボーナスや各種手当で年収を引き上げ、激務を理由にした早期離職を防ぐ狙いもあります。

業績給も給料を押し上げているひとつの要因です。営業職での売上目標達成に応じて、報奨金が支給される商社では一般的な仕組みです。

能力に自信のある人にとっては、正当な評価が得られるシステムといえます。

社員数に占める大卒総合職の割合が高いのも、専門商社の平均年収が高い理由のひとつです。

高卒一般職の割合が高ければ企業全体の平均年収は下がります。専門商社の正社員になるには、大学卒業以上の学歴が必要な場合がほとんどです。

また、大卒以上の学歴がある場合でも、専門商社から内定を獲得するのは決して簡単ではないため、十分な対策が必要です。