生産管理の事務の仕事内容
生産管理の事務の仕事とは
生産管理の事務は、生産管理担当者のサポートとして、さまざまなデスクワークをこなす職種です。
具体的には、電話対応やコピー、ファイリングといった一般的な事務に加えて、原材料の発注に伴う伝票の作成、取引先への請求書の作成と発送、入出金管理、生産状況管理、在庫状況管理などが挙げられます。
生産管理業務はかなり幅広いため、企業によってはいくつかの部門に分けられていることもよくあります。
その場合は、生産管理の事務スタッフも、部門ごとの事務作業に専業することになります。
たとえば生産計画部門に配属された場合、生産計画の立案にかかるデータ分析や書類作成が、工程管理部門に配属された場合は、各工程ごとの不良品発生状況の取りまとめなどが、おもな業務になるでしょう。
どの職場でも共通しているのは、データをパソコンに入力する作業が非常に多いという点です。
20代で正社員への就職・転職
生産管理の事務に必要なスキル
生産管理の事務にもっとも必要になるのは、office関連スキル、とりわけexcelに関するスキルです。
生産管理の事務は、原材料や仕掛品、完成品の在庫量、発注数、発注金額など、生産ラインに関するさまざまな情報をリアルタイムで計数管理することが求められます。
大量のデータを限られた時間のなかで正確に、かつわかりやすく資料にまとめることが必要ですので、できる限りexcelの扱いに長けていることが望ましいでしょう。
もしも自信がなければ、生産管理の事務になる前に、「マイクロソフトオフィス検定」などを勉強してみることをおすすめします。
合格すれば資格欄に記載することもできますので、採用競争上でも有利であり、一石二鳥です。
生産管理の事務の求人状況
生産管理の事務の求人は現状かなり豊富にあり、エリアにもよりますが、さまざまな業界や職場、雇用条件のなかから選ぶことができます。
できれば同業界で働いた経験があったほうが望ましいものの、絶対に必須というわけではなく、未経験でも採用するという企業もよくあります。
学歴もとくに問われないケースが大半ですので、広く誰にでも採用されるチャンスがあるでしょう。
ただ、正社員、派遣社員、契約社員、アルバイト・パートなど、さまざまな雇用形態がありますが、非正規雇用のほうがメインとなっている点には、注意する必要があるかもしれません。
20代で正社員への就職・転職
生産管理の事務の給料
生産管理の事務の給料は、時給の場合1100円~1300円前後、月給の場合18万円~21万円前後が相場です。
正社員としてフルタイムで働く場合、年収にして300万円前後が目安となるでしょう。
キャリアを重ねてもそこまで大きく収入が上がるケースは少なく、ベテランでも年収500万円に届くことはまれです。
さらに派遣社員や契約社員の場合、そもそも昇給制度自体がありません。
ただし、デスクワーク主体となりますので体力的な負担は軽く、基本的に残業することもありませんので、ワークライフバランスという点では優れています。
家事や育児、介護など、家庭生活とも両立させやすいでしょう。
とくに「配偶者の扶養の範囲内に収入を抑えないといけない」という人には、この仕事の大きなメリットといえます。