生産管理の1日のスケジュール・生活スタイル
生産管理の業務スケジュール
生産管理は、社内におけるさまざまな部署と打ち合わせする機会が非常に多い仕事です。
生産計画を立てる際は、マーケティング部門や営業部門にヒアリングすることが必要ですし、原材料を調達するには購買部門と、製造ラインをつくるには設計部門と、それぞれ打ち合わせなければなりません。
関わる部署が多岐にわたる関係上、会議などで1日のスケジュールはいっぱいであり、その前には資料作成などの準備作業に、その後には議事録や報告書の作成作業に追われます。
デスクワーク量もミーティング量も多い生産管理は、かなり多忙な部類に入る職種といえるでしょう。
生産管理担当者には、他部署とのスケジュールを上手に調整する能力や、時間までに作業を終わらせる手際の良さなどが求められます。
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メーカーで働く生産管理の1日
生産管理の勤務時間・残業時間
生産管理は、基本的に工場勤務となりますので、勤務時間は8:00~17:00前後と、オフィス勤務よりも1時間ほど朝が早くなるケースが一般的です。
とくに何の問題もなければ定時で帰宅できますが、予期せぬトラブルが発生して対応に追われ、帰宅時間が遅くなることもよくあります。
生産管理は、一連の製造工程すべてに関わりますので、材料が足りない、急に大量注文が入った、生産ラインが故障したなど、トラブルの種類も千差万別です。
問題が起こるたび、迅速に対処しなければなりませんので、生産管理はどうしても残業時間がかさみがちになります。
なお、生産管理は基本的に日勤の仕事ですが、業種や職場によっては夜勤が発生することもあります。
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生産管理に休日出勤はある?
それぞれの製品には、「この日までに必ず納品しなければならない」という納期が定められています。
生産管理は土日祝日を休みとする週休2日制の職場がほとんどであり、休日出勤するケースはあまりありませんが、この納期に対して生産が遅れている場合は、休みの日に働かなければならないこともあります。
とくに、機械が故障して製造ラインが止まった、不良品が大量に発生したなど、致命的なトラブルに見舞われた場合は、納期に間に合わせるために休日返上で連日作業に追われることになります。
年末年始やお盆などの長期休暇も、製造ラインが止まるため、基本的には世間並みにしっかりとまとまって取得することができますが、自社の受注状況や納期によっては、休めない可能性もあります。
生産管理は、業務の性質上、仕事量を自分自身でコントロールすることが非常に困難ですので、ときに休みが不規則になることも、覚悟しておかなければならないでしょう。