旅行代理店社員に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
旅行代理店社員に向いている性格・適性
幹事をしたり、計画を立てたりする役回りが好きな人
旅行代理店では、お客さまのためにツアーの企画を考えたり、手配をしたりと、計画的に細々とした業務をこなす機会が非常に多くなります。
前面に立って目立つ行動をするというよりも、裏方としての活躍が中心になるため、「人のためなら地味なことでもできる」という人に向いている仕事です。
とくに、イベント事の「幹事」に近い面があるため、相手の要望をとらえながら情報を集めて、コツコツと計画を立てていくことが好きな人には適しているといえるでしょう。
人が好きであると同時に、前向きで気持ちの切り替えが早い人
旅行代理店の仕事は、カウンターセールスを中心に、基本的には接客業になります。
お客さまと直にコミュニケーションをとることが多いため、たくさんの人と関わる仕事がしたい人にとってはピッタリの仕事です。
しかし、長く働いていれば、ときにはクレームを受けてしまったり、理不尽な言葉によって精神的なストレスを感じることもあるでしょう。
そのようなときにも、接客のプロとして誠意ある対応をすることが求められます。
また、落ち込むようなことがあってもすぐに気持ちを切り替えて、お客さまの前では笑顔でいることが大切です。
人が好きなことはもちろん大切ですが、前向きで、自分の心を上手にコントロールできる人に向いている仕事だといえます。
好奇心が旺盛
旅行代理店に来店されるお客さまは、誰もが「楽しい旅をしたい」という気持ちを持っています。
しかし、お客さまのニーズはさまざまであり、行き先だけは決まっているけれど、旅の詳細については何となくしかイメージが固まっていないという方もたくさんいます。
そんな多様なニーズを理解し、適切な提案をしていくためには、自分自身も旅に興味を持ち、豊富な知識を仕入れておくことが欠かせません。
旅行代理店が扱う商品やサービスは多岐にわたるため、覚えることはものすごく多いです。
だからこそ、「こんなことも知りたい」という好奇心旺盛な人ほど、楽しく仕事ができるでしょう。
お客さまに「ここで申し込んでよかった」と思っていただくための努力を惜しまないことが大切です。
20代で正社員への就職・転職
旅行代理店社員に向いていないのはどんな人?
旅行代理店の仕事は、旅行のスケジュールを立てたり、訪れる場所や宿泊先を決めたりして、旅行者にとって快適な旅となるよう計画的にサポートすることです。
したがって計画を立てるのが苦手な人、人の世話をやくのが嫌いな人には向いていないといえます。
また、旅行代理店社員は接客・サービス業として日々非常に多くの人と接します。
業務を行ううえで、お客さまとの会話、他部門のスタッフとのやり取り、航空会社やホテルとの会話や交渉は非常に重要であり、コミュニケーション能力は必要不可欠な資質です。
ときには物事が予定通りに進まないことやお客さまからクレームを受けることもあります。
人とのコミュニケーションが苦手な人、一人で仕事がしたい人、ストレス耐性がなく、すぐ感情的になってしまう人には不向きな仕事です。