ネイリストの認定講師
ネイリストの認定講師とは
ネイリストの認定講師は、正式名称を「JNA認定講師」といいます。
「JNA認定講師」とはネイリストの一つの資格名であり、またその資格を取得した人のことを指します。
JNA認定講師は「日本ネイリスト協会」が認定しており、この資格試験に合格すると、日本ネイリスト協会の講師会のメンバーとして認められます。
ネイルの普及と発展に努めることがJNA認定講師の基本使命です。
具体的な活動内容としては、JNAが実施するイベントの実行委員や検定試験の試験官、コンテストの審査員、各セミナーの開催などとなっています。
つまり、JNAの活動の根幹を支える役割を担うのがJNA認定講師です。
20代で正社員への就職・転職
JNA認定講師になるには
JNA認定講師になるには、日本ネイリスト協会が実施する「JNA認定講師試験」を受験し、合格する必要があります。
ただし、この試験は誰でも受験できるものではありません。
たとえば、「受験日において満20歳以上であること」「ネイリスト技能検定試験1級に合格・認定されてから1年以上経過していること」さらには「プロネイリストとしての実務経験を有していること」など、複数の条件をクリアしていることが求められます。
また、もし「JNA認定校」を卒業していない場合は、JNA認定校の「ネイル専門学科」で学び、「ネイルケア」および「ネイルイクステンション」の実技時間を計20時間以上有するカリキュラムを修了することも必須となります。
そのため、もし将来的にJNA認定講師になりたいと考えている場合は、学校選びの際からJNA認定校に通っておくほうが効率がよいでしょう。
認定講師になるメリット
ネイリスト技能検定試験1級を取得したのち、認定講師になるべきか迷うネイリストは多いようです。
もちろん、認定講師の資格をとらなくてもネイリストとして活躍し続けることは可能ですし、自分で技術をどんどん磨いて活躍の場を広げることも可能です。
認定講師になる場合のメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。
給料のベースアップ
ネイルサロンに勤める場合、認定講師の資格を持っていると基本給が大きく上がるケースもあるようです。
取得するのが簡単ではない分、もし別のサロンに転職する場合でも、それなりの実績と技術があることを認めてもらいやすくなります。
ネイル業界の発展に貢献できる
認定講師になると、JNAの活動に率先して参加することが可能です。
いちネイリストとしてお客さまに施術をするだけではなく、ネイル業界全体を活性化させるためのイベントに取り組んでいくと、ネイリストとしての視野はより広がります。
また、特定の条件をクリアすれば認定校での指導も行えるため、後進を育てたいと考えている人にとっても、やりがいを感じられるでしょう。
独立する場合の強みにも
もしネイリストとして独立。開業をするとなれば、実績と経験を武器に、自分自身の力で仕事を得ていかなければなりません。
お客さまの心理としては、技術があるのかないのかよくわからないネイリストよりも、伝統あるネイル団体の厳しい基準をクリアして認定されたネイリストに任せたいと思うものです。
ですから、集客をするうえでも、認定講師であることは強みとなるでしょう。