ネイリストになるために必要な勉強や練習は?
もちろん、ネイルの施術をするための技術力の向上に努めることも重要です。
ここでは、ネイリストになるために勉強すべきことを紹介します。
目次
爪の構造・衛生面の知識の習得
爪の構造・病気について
きれいなカラーリングやアートは、ボロボロの爪先には施術できません。
そのため、まずは「健康な爪」の状態をつくることが大事になってきます。
ネイリストは、お客さまの爪そのものをケアするために、人間の爪の構造や爪の病気について勉強しています。
たとえば、ネイルの施術を希望するお客さまのネイルオフをした時に、「グリーンネイル」といわれる爪の病気症状に気がつくことがあります。
こういったときには、お客さまにこの日のネイル施術は辞めたほうがよいことを推奨し、簡単な症状の説明と、様子をみて皮膚科に行くことを案内する必要があります。
爪に関する豊富な知識を身につけているからこそ、こういった提案もできるのです。
衛生面について
ネイリストはお客さまの体の一部に触れるため、道具の消毒など、衛生面の知識もしっかりと習得しなくてはなりません。
また、施術には薬品を使用しますが、お客さまのなかにはアレルギー体質だったり、皮膚が弱かったりする方もいるため、ときにはお客さまにそのリスク説明も必要です。
これらの爪に関する知識は、お客さまに安全・安心なサービスを提供するために欠かせないものであり、お客さまとの信頼関係構築にも役立ちます。
施術の流れ・技術を身につける
爪の知識をもち、きれいなカラーリングや高度なアートをお客さまに施すためには、技術の練習・訓練が必要です。
ネイルケアや爪の修正の方法、ネイルアートそれぞれの施術の流れをはじめ、マニキュアやジェル、アクリルといった技術の種類について、そして使用するさまざまな道具についての知識を身につけます。
未経験者であれば、ブラシの持ち方や手の動かし方など、基本から訓練します。
実践的な練習を繰り返す
ネイリストはお客さまに都度要望を聞きながら、施術を行います。
相手に言われたことを、ネイルで正しく表現する力を身につけるためにも、実践的な練習が重要です。
「こういうネイルを完成させたい」というイメージを念頭に置きながら、ネイルチップを使い、繰り返し練習をします。
練習を続けながら、ネイリストの資格取得を目標とするネイリストもいます。
なお、より実践的な練習にするためには、生身の人間の手に施術することが一番とされています。
家族、友人だけでなく、ハンドモデルの爪に実際に施術することで、今まで気が付かなかった自分の弱点を把握することができます。
最新のトレンド、色彩感覚を学ぶ
ネイリストにとって雑誌を読み、最新のトレンドやファッション情報を知ることもまた大切です。
ネイルはファッションと同じように変化の激しい業界のため、日々学ぶ姿勢がネイリストには求められます。
また、ネイリストはデザインを考えたり、お客さまの要望に合うアートを表現したりしなくてはなりません。
カラーコーディネートの勉強、芸術鑑賞などを通じ、ネイリストとしての豊かな独創性、芸術性を高めていくことも大事です。