ネイリストのキャリアパス・結婚後の生活
美容系の仕事は全体的に女性の活躍が目立ちますが、なかでもネイリストは女性中心の世界です。
ここでは、そんなネイリストのキャリアパスや、結婚した後の働き方・生活スタイルなどについて紹介しています。
女性のネイリストの強み・弱み
女性のネイリストの強み
女性は男性に比べて共感力や受容力にすぐれており、初対面の人に威圧感を与えづらいといわれます。
ネイリストは接客業でもあるため、親しみやすい雰囲気は女性ネイリストの強みになります。
とくに相手の心情を読み取るのが得意で、細やかなことに心配りができる女性は、お客さまに居心地のよいサービスを提供できるでしょう。
また、ネイリストは1つのことに対して地道な努力を続ける勤勉さも求められます。
あまり目立たない努力でもこつこつと頑張れる女性は、力を存分に発揮できるはずです。
女性のネイリストの弱み
ネイリストは華やかなイメージとは裏腹に、忙しく働く人が多いです。
残業時間も多くなりがちで、予約状況によってはほとんど休憩がとれない日もあります。
また、長時間同じ姿勢で施術を続けるため、肩こりや腰痛などの職業病に苦しむネイリストが多いです。
個人差はありますが、一般的に女性は男性より体力が劣るため、疲れがたまりやすいハードなサロンワークは大変と感じるかもしれません。
20代で正社員への就職・転職
ネイリストの結婚後の働き方・雇用形態・
ネイリストの活躍の場はネイルサロンを中心に、美容院やトータルビューティサロンなどがあります。
雇用形態も正社員、パート・アルバイト、派遣社員などさまざまで、ライフスタイルに合わせて選択することが可能です。
結婚後もムリのない形で働き続けることもできるでしょう。
ただ、サロン勤務の場合、育休・産休、有給の制度有無、制度の利用率は勤務先により異なります。
1つのサロンで長く働きたい場合、結婚後のライフスタイルの変化を見据えて、休暇がとりやすかったり、時短などフレックスな働き方ができたりする店舗を選ぶことをおすすめします。
十分な実力や経験があれば、独立してフリーランスになったり、自宅サロンを開業したりと、より柔軟度の高い働き方を選択することも可能です。
ネイリストは子育てしながら働ける?
ネイリストは雇用形態の選択肢が多いため、周囲の環境と協力があればキャリアと子育てを両立できます。
たとえば、保育園や学校に子どもが通う時間をうまく利用しながら、パートとして時短勤務し、子どもが成長して手が離れた頃からは正社員として働くことも可能です。
しかし、ネイルサロンは小規模なところが多いため、人員に余裕がない場合、非正規雇用であっても1日8時間勤務を求められることがあります。
育児中は、そういった人に対して理解があるネイルサロンを選ぶ必要があるでしょう。
出産前にある程度技術や知識を備え、経験を積んだネイリストであれば、出産後にはフリーランス、自宅でのサロン開業をするのもおすすめです。
働く時間や曜日を自分でコントロールできるからです。
最近では、「ママネイリスト」であることをウリにして、お子さま連れのお客さまを歓迎する自宅サロンもあります。
子育て経験者ならではの視点で、同じ子どもをもつお客さまからの信頼を集められれば、独立しても順調に経営できるかもしれません。
20代で正社員への就職・転職
ネイリストは女性が一生働ける?
サロン勤務のネイリストは、20代など若い世代が目立ちます。
ただし、客層が高めのサロンや高級サロンでは、30代や40代以上のネイリストが活躍することもあります。
カジュアルさよりも、落ち着いた雰囲気、洗練された高級な印象が好まれるからです。
一般的に、サロンに雇われる場合は定年制度も設けられるため、一生働くことは難しいと考えておいたほうがよいでしょう。
また、サロンワークは残業が発生しやすく、働く時間も長めで自分でコントロールしにくいことから、加齢により体力が衰えてくるときつくなるかもしれません。
しかし、ネイリストはフリーランスで働いたり、自分のサロンを開いたりすることが比較的容易です。
独立すればより自由な働き方が実現でき、自分のペースで短時間だけ働くといったこともできます。
ネイルに関する最新情報や流行などにアンテナを張って、技術と感度を磨き続けていけば、個人で働き続けることは可能といえます。