経理のキャリアプラン・キャリアアップするためには?

経理に配属されたら

経理の仕事内容は、企業の規模によっても大きく変わります。

規模の大きな企業の場合、業務の分担が細かいため少しずつ仕事を覚えていくことができますが、中小企業の場合は多くの業務を短期間で覚えていく必要があります。

入社後から3年目くらいまでは仕訳業務をメインに、実務経験を積みながら経理の基礎を学ぶことが多いでしょう。

3年を過ぎると、決算業務のサポートや、決算実務の責任者として仕事を任されるようになっていきます。

もう少し経験を積むと、内部統制業務やIR実務など部門横断的な仕事への参加も期待されるようになっていきます。

5~10年くらいになると、部署内で役職がついたり、適性が認められて財務担当として資金調達などのプロジェクトに参加したりするようになっていきます。

10年を過ぎる頃には、企業の状況によって部門長やCFOなどになる人も出てくるでしょう。

経理としてスキルアップするには

新人時代は基本的なスキル

経理としてのスキルアップは、新人時代しっかりと経理実務の知識と技術を磨くことです。

簿記や会計の知識、会計ソフトの機能の把握、パソコンスキルなどをしっかりと身につけていきましょう。

数年間の経験を積むことで、どのような職場でも通用するスキルが身につきます。

経営に関わるための知識を身につける

経理として、より経営に近い立場で仕事をしたい場合は、経営的な視点やセンスを磨く必要があります。

事業の成長のための資金調達や、財務諸表や会計データから企業の経営改善に対して意見をもつことも求められます。

内部統制やIR実務などについて詳しくなることも、企業の成長を助けますし、キャリアアップにつながるでしょう。

とくに上場を目指すベンチャー企業や成長企業ではこうした人材が非常に重要です。

現場のプロとしてスキルを追求する

経理として専門性を高めるなら、国際会計基準について学んだり、フィンテックに知見を持ったりといったスキルアップの方向性も考えられます。

効率よく仕事を進められるスキル、さまざまな企業の状況に対応できるスキルがある人は、どこでもスペシャリストとして重宝されますし、再就職もしやすいです。

また、スキルがあるだけでなく、教育が上手な人は経理としての仕事だけではなく、専門学校で講師となることもできるでしょう。

経理のキャリアパス・キャリアアップの考え方

経理はキャリアパスがはっきりとしていることが多い職種です。

そのため、以前は必要な業務経験を積んでいくことで、上位の職位や職務に就くことができました。

しかし近年は、会計基準の国際化や基幹業務のアウトソーシング指向が進んでおり、従来のようなキャリアパスのない企業が増えています。

見方を変えれば、個人のスキルや考え方によって、さまざまなキャリアの形が出てきているともいえます。

たとえば会計の知識を生かしてて税理士などの資格を取得して独立したり、ベンチャー企業のCFOとなったりする人もいます。

英語も得意という人なら外資系の企業で経理を務めることも十分可能です。

また、ワークライフバランスを重視し、在宅で経理業務のアウトソーシングを引き受けるフリーランスの働き方をする人も増えています。