医療機器メーカーで働くには(大学学部・学歴)

医療機器メーカーになるための学校の種類

医療機器メーカー社員として働くには、各医療機器メーカーが実施する社員採用試験を受験する必要があります。

医療機器メーカーの多くは上場している大手企業、もしくはそのグループ企業であり、定期的に新卒採用が行われている企業も多いです。

医療機器メーカーの営業職では、一般的に「大卒以上」の学歴であれば応募可能で、入社時点で特別な資格や専門性、スキルなどが求められることはありません。

ただし、外資系の企業の場合は入社時点である程度の英語力が必要な場合もあります。

また、技術職は「大学または大学院」あるいは「高等専門学校」の卒業が必要な場合が一般的で、大学院の修士・博士課程を卒業した学生だけを募集していることもあります。

医療機器メーカー社員になるまでのルート

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医療機器メーカーになるための大学

営業職に関しては、特別有利になる学部・学科はなく、さまざまな人が集まります。

入社後に必要な知識は研修やOJTで身につけていくのが基本です。

技術職の場合は、工学部(電気・電子、情報、機械系)や理学系学部の出身者に対して募集が行われます。

医学部で医師ではなく、医療用機器の研究者を目指していた人が医療機器メーカーへ就職することもあります。

大手の研究開発職では、博士課程修了者のみを採用しているところもあります。

大学では学部卒までなら、国公立大学で年に50~100万円、私立大学で60~120万円ほどかかります。

大学院では卒業までにさらに2年以上かかり、毎年60~150万円ほどの学費が必要になります。

なお、大学院の博士課程にもなると医療機器メーカーと合同で研究ができる場合もあり、研究をしながら一定の収入を得られたり、相性がよければ卒業後の就職に誘われたりすることもあります。

医療機器メーカーになるための専門学校

臨床工学技士」養成課程のある専門学校などで学び、国家資格の「臨床工学技士」を取得してから医療機器メーカーへ就職する人もいます。

臨床工学技士は透析クリニックや病院などの臨床現場で働くのが一般的ですが、医療機器メーカーで営業支援などを行う場合には持っていると役立つ資格です。

学歴で応募ができない場合でも、専門学校で資格を取得し、臨床現場での経験を積んでから中途採用で医療機器メーカーに就職できる場合もあります。

臨床工学技士の資格取得ができる専門学校は、昼3年制の学校で年間120~150万円程度、夜間2年制の学校で年間100万円ほどの学費が必要です。

試験に必要な知識をしっかり学ぶことができるため国家資格取得に強いことや、現場で必要な技術・知識を大学よりも早く修得できるのがメリットです。

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医療機器メーカーになるための学校選びのポイントは?

医療機器メーカーを目指すなら、まずは大学に進学するのが無難です。

選択肢を広げるには理系の学部へ進学する必要がありますが、研究職を目指すのでなければ文系でも問題はありません。

理系なら、工学部や理学部などで大学院まで進学し、機械や研究についての知見を深めておくとよいでしょう。

文系でも理系でも医療機器メーカーへの就職を考えるなら、在学中に経営学機械工学化学、生物などの基礎を学んでおくと仕事や機器についての理解も深まります。

また、英語力が必要な企業も多いです。

そのため、一般教養のカリキュラムに柔軟性のある大学を選んで進学するか、受講できない科目は独学で補うことを考えておきましょう。