【2023年版】医療機器メーカー社員に必要な資格やスキルはある?

医療機器メーカーにおすすめの資格は?医療機器メーカーの資格の種類は?

医療機器を扱う業界は専門性が高そうで、難しい資格やスキルが求められるイメージがあるかもしれません。

しかし、医療機器メーカーに入社する時点では、特別な資格が必要とされることはほとんどありません。

医療に関する知識・技術や商品知識は、入社後の研修や自主学習、また実際の業務で十分にまかなうことができます。

しかし、医療に関する情報について体系的に学ぶためには資格学習は有効であり、資格取得を推奨している企業も多いです。

実際、医療機器メーカーでは「臨床工学技士」や「MDIC(医療機器情報コミュニケータ)」「CDR(Cardiac Device Representatives)」などの資格保有者もいます。

また、営業職では「普通自動車免許」はほぼ必須で、免許を持っているだけでなく実際に運転できる必要があります。

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臨床工学技士

国家資格である「臨床工学技士」は、医療機器のスペシャリストとして医療機器の安全確保と有効性を維持する役割を担います。

この資格取得者は主に人工呼吸器や人工心肺、血液浄化や手術用機器などの操作や管理を行う、医療機関のメディカルスタッフとして活動します。

医療と工学についての専門的な知識が必要で、資格取得には臨床工学技士養成校(大学、短期大学、専門学校)において厚生労働大臣の指定する科目を修得し、国家試験に合格することが必要です。

試験の合格率は80%を超えていますが、数年にわたる科目履修に加え、しっかりとした試験対策が必要です。

臨床工学技士の仕事

MDIC(医療機器情報コミュニケータ)

MDICは医療機器情報コミュニケータの略で、医療機器の品質向上、安全性の確保並びに適正使用の普及を目指した情報提供や医療機器の使用・保守管理に必要な知識があることを示す民間資格です。

MDICは一般社団法人日本医療機器学会によって認定されるもので、資格取得者は医療機関に対し適切な技術的情報の収集や提供によって円滑なコミュにケーションを行い、医療の質の向上に貢献します。

MDICの取得には、eラーニングで「医療概論」「臨床医学」「臨床工学」「医療情報」の4科目の受講後、検定試験を受験します。

参考:MDIC認定 一般社団法人日本医療機器学会

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CDR

CDR(Cardiac Device Representative) とは、植え込み型心臓ペースメーカや植え込み型除細動器(ICD )等についての専門的な医療機器情報や医療技術情報を提供する人を言います。

日本不整脈心電学会によって認定されるCDR資格は、こうした上記の医療機器の適切かつ安全な使用ができる専門家を認定するための資格です。

CDRの認定を受けるには、所定の講習を受講した上で米国不整脈学会関連団体が実施している国際的な試験であるIBHRE検定試験に合格することが要件となっており、試験合格後に所定の講習会に参加することが必要です。

年に1月と7月の2回試験が行われ、合格率は40~50%程度です。

参考:CDR認定制度 日本不整脈心電学会