医療機器メーカー社員のつらいこと・大変なこと・苦労

医療機器メーカーのつらいこと・大変なこと

受注に結び付けるための苦労

医療機器メーカーの製品は高額なものも多く、その分目標になる売上も大きくなります。

その目標が達成できているときはよいですが、目標に届かず、なかなか受注が取れないときのストレスは相当なものです。

営業職はどれだけ医療機関と親密な関係を作り、製品を導入してもらえるかが大切で、製品のよさや知識だけではどうにもならないことも多いです。

最善を尽くしているつもりでも、会議などでコミュニケーション不足を指摘されてしまい、自分に自信がなくなってしまうこともあります。

外資系を中心に成果主義を導入している企業も多く、受注できないことで、給与面で同僚に劣ってしまうのも強いストレスになることがあるようです。

覚えることが多い

医療機器は高度な技術が用いられており、販売する社員にも知識やデモンストレーションができるだけの技術が求められます。

文系理系に関係なく自社の機器に関する知識が必要ですし、また医師などの医療関係者とスムーズなコミュニケーションを取れるように、医療や現場についての知識も身につけておくことが必要です。

そのため、未経験の場合はとくに学ぶことが多いために社内の研修だけでは足りず、業務時間外の学習も必須となるでしょう。

呼び出しがあれば最優先対応

医療機関との信頼関係が重視される医療機器メーカーの仕事では、顧客から呼び出しがあれば最優先で駆けつけて対応します。

医療機器は、場合によっては患者の命や健康に大きく影響するため、たいしたことのない問題であったとしても、呼び出しがあれば行かない選択肢はありません。

また、営業面でも「すぐに対応してくれる」というイメージを顧客に与えることが重要です。

結果的に、勤務時間外や休日であっても呼び出しがあれば対応しなくてはならないケースが多く、束縛されているように感じてしまう人もいます。

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医療機器メーカーの悩み

病院でついキョロキョロしてしまう

医療機器メーカーの職業病に、「病院でついキョロキョロしてしまう」というものがあります。

普通に病気やケガ、お見舞いなどで通院しても、院内のさまざまな医療機器の型やメーカーが気になってしまい、とき挙動不審な人に見えてしまうこともあります。

神経質な人の中には、コンセントなどのコードの巻き方や張り具合が気になってしまう人もいるようです。

気遣いが求められる

医療機器メーカーは、非常に特殊な市場のなかで活動しています。

病院の医師や、大学の教授・研究者など、いわゆる「偉い先生」との接点が多いために気を遣うことが多いです。

言葉遣いや手紙の書き方ひとつも、一般的なビジネスとは異なる部分があります。

独特のマナーや、相手の立場を尊重する振る舞いなどに気を遣って疲れてしまう人も少なくありません。

医療機器メーカーを辞める理由で多いものは?

結果が残せなかった

営業や研究開発にかかわる人では、思うような結果が出せなかったことで辞める人が多いです。

会社側から解雇を言い渡されることは少ないものの、たとえば売上目標に大きく届かない結果が続いたり、大きな研究費を与えられているのに成果が出せなかったりして、責任を感じて辞めていきます。

本人たちも悔しく感じていますが、能力の高い人が多いために、別業界で相性の合う仕事をみつけて活躍している人もたくさんいます。

新しいことにチャレンジしたい

多くの医療機器メーカーでは、研究開発費や施設、人員などの制約があるため、それほど多くの製品を扱うことはできません。

技術職なら同じようなテーマを深める方向で研究が進められますし、営業職も同じルートに類似の商品ラインナップの販売を行うのが基本的な働き方になります。

そのため、変化を好み、新しいことにチャレンジすることが好きな人が、刺激を求めて転職することも多くなっています。