土木作業員への転職・未経験からなるには

土木作業員への転職状況は?

土木作業員は、現状業界全体で人手不足が深刻化していることもあって、転職するための敷居がかなり低い職業といえます。

求人情報は非常に豊富であり、少し検索するだけでも、「未経験者歓迎」という職場を多数見つけることができるでしょう。

しかし、学歴不問、職歴不問、資格不問で、入ってくる人が多いということは、それだけ出ていく人も多いということです。

なかには、せっかく転職したのに、数か月程度ですぐ辞めてしまう人もおり、一人前になるまで続けられる人は一握りです。

転職するのは簡単ですが、転職を成功させるには努力が不可欠ですので、土木作業員になる前に、しっかりと動機や目的を固めて、腹をくくっておくことが大切です。

土木作業員への転職の志望動機で多いものは?

土木作業員に転職する動機としてよく見られるのは、体を使って働ける仕事をしたいというものです。

世の中には、事務職や経理職など、デスクワークが主体となる職業も数多くありますが、誰もがそうした仕事に向いているわけではありません。

一旦は就職してみたものの、1日中パソコンと向き合い続けることに退屈さや窮屈さを感じて、屋外での作業がおもになる土木作業員を選ぶ人もいます。

とくに「人の役に立つ仕事がしたい」という意識が強い人の場合、手や足を動かしてインフラなどをつくる土木工事は、社会のためになっているという実感を得やすいため、土木作業員に惹かれやすいようです。

また、土木作業員は、働くにあたって学歴も資格もいらないという「手っ取り早さ」が大きな特徴です。

このため、たとえば家族が病気で、緊急に治療費や生活費が必要になるなど、なんらかの事情ですぐにお金を稼がなければならない人が、健康な身体を生かして土木作業員になるケースもよくあります。

土木作業員の志望動機・面接で気をつけるべきことは?

未経験・社会人から土木作業員になるには

未経験・社会人から土木作業員になるにあたって、こうしなければならないという前段のステップはとくにありません。

建設会社などの求人の応募すれば、すぐに面接日が決まり、その場で採用、翌日からは現場に入るといったように、あっという間に転職活動が完了するケースもよくあります。

同じ建設業界の職業のなかでも、大工鳶職人のように修業期間が発生する職種ではありませんので、採用されたその日から即戦力です。

ただし、時間とお金にある程度の余裕があるなら、土木系の専門学校に通って、知識や技能、資格などを身につけてから転職したほうがよいかもしれません。

まったくの未経験だと、給料は多くを期待できず、前職から大幅ダウンになってしまうケースがほとんどですし、また昇給するまで時間もかかります。

その点、専門学校で学べば、保有スキルにあった就職先を紹介してもらうなどして、いきなり役職者として高待遇で働くことも可能ですので、必須ではないとはいえ、進学するメリットは決して小さくありません。

土木作業員への転職に必要な資格・有利な資格

土木作業員への転職にあたって、絶対に必要になる資格はとくにありませんが、唯一、普通自動車の運転免許だけは、求められるケースもあり得ます。

土木作業員は、事務所から現場へ社用車で移動したり、資材を運搬したりするなど、運転する機会が非常に多いため、採用時点で免許が必須となっている職場も珍しくありません。

もしも未取得であれば、転職活動の前に、自動車教習所に通うことが望ましいでしょう。

また、普通免許だけでなく、中型免許や大型免許まであると非常に有利ですので、あらかじめ取得しておけば、大きな武器になります。

さらに、ブルドーザーなどを扱える「車両系建設機械技能講習」や、クレーン車への重量物の掛け外しを行う「玉掛け技能講習」などの免許があると、どの企業からも歓迎されるでしょう。

土木作業員にはどんな資格や免許がある?

土木作業員への転職に役立つ職務経験は?

土木作業員への転職に役立つ職務経験としては、設計事務所や設備施工会社など、同じ建設業界でのキャリアが挙げられます。

なかでも、CADに関する実務経験があると、現場で図面を読み解くのに非常に役に立ちますし、場合によっては図面作成を任されることもあるかもしれません。

また、土木作業員は、土木施工管理技士の資格を取って監督になると、工程管理や安全管理の書類作成仕事も多数発生します。

このため、業種に関係なく、事務職や営業職としてデスクワークに携わった経験があれば、エクセルやワードなどのオフィス関連スキルが役に立つでしょう。

逆にいうと、まったくパソコンを触った経験がない、キーボード入力をしたことがないという人の場合、後々苦労するかもしれません。

土木作業員への転職面接で気をつけるべきことは?

土木工事現場で最も避けなければならないのは、けがや事故です。

けが人を出したり、事故を起こしたりすると、現場がストップするばかりではなく、安全管理がなっていないとして、建設会社は工事発注元からの信用を失ってしまいます。

このため、どの建設会社も、注意力が散漫だったり、集中力がなかったりする人材は、いかに労働力不足とはいっても、まず採用しません。

従って、土木作業員への転職面接においては、面接の間中、ずっと集中力を維持し、緊張感をもって臨むことが大切です。

落ち着きなく体をソワソワさせる、視線を上下左右に揺らす、面接官の質問を聞き返すといった行為は厳に気をつけるべきです。

できれば、前職における具体的なエピソードなどを踏まえつつ、注意力や観察力が高く、危機管理能力に優れていることなどをアピールするとよいでしょう。

土木作業員に転職可能な年齢は何歳くらいまで?

土木作業員は、需要に対して供給が追い付いていないこともあって、年齢制限はかなり緩めです。

しかし、土木作業はいうまでもなく肉体労働であり、とくにキャリアの初期は、強靭な筋力や体力が求められる作業がほとんどですので、あまり高齢では務まりません。

職場にもよりますが、未経験者の場合、おおむね40歳くらいが上限となるでしょう。

ただし、直接土木作業に従事した経験がなくても、関連する職歴があったり、資格を持っている人については、この限りではありません。

実質的に年齢不問という企業もありますので、一度就職希望先に問い合わせてみるとよいでしょう。

未経験から土木作業員に転職する際の志望動機

ほかの職業から未経験で土木作業員に転職する場合、その理由は自身のなかに明確にあるはずです。

志望動機については、あまり深く思い悩まず、そうした理由をストレートに述べてみるとよいでしょう。

身体を動かす仕事がしたい、重機を操縦したい、お金を稼ぎたいなど、理由はなんでも構いませんので、そう考えるにいたった経緯や前職との比較などを踏まえて、説得力が感じられる内容にすることがポイントです。

体裁を気にして、変に取り繕った志望動機にするよりは、包み隠さず素直に真実を述べたほうが、面接官に対して自身の「人となり」や仕事への熱意が伝わります。

大切なのは、土木作業員になりたいという意欲をアピールして、「この人は簡単には辞めないだろう」という印象を面接官に持ってもらうことです。