中学校教師の勤務時間・休日

中学校教師の勤務時間

公立中学校では、8時前後が勤務開始時刻で、終了時刻は16時から17時の間に設定されています。

しかし、この時間内だけで働けるとは限らず、実際には多くの教師が1日に数時間の残業をしているようです。

放課後の部活動指導、テストの採点、宿題チェック、プリント作成、授業の準備など、中学校教師はやることが山積みです。

もちろん、事務作業は授業の空き時間にも進めることができますが、それだけで終わらなかった分は残業をして対応することになります。

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中学校教師の休日

公立学校で働く中学校教師は、基本的に土日と祝日は休みです。

しかし、部活動を受け持っていると休みの日にも練習または試合などが行われ、出勤しなくてはならない場合があります。

部活動の指導による生徒との交流は中学校教師の醍醐味のひとつといえますが、教師自身の休日を返上しなくてはならない一面もあります。

ただし、公務員である中学校教師には年次休暇、病気休暇、特別休暇、介護休暇が定められています。

このうち年次休暇は通称「年休」といい、年度ごとに付与される有給休暇です。

急な発熱や子どもの参観日など、事情によって休まなければならないときには「年休」の扱いで欠勤する先生方が多いです。

夏休み中など、生徒たちが登校していない日で緊急の業務がない場合に、労働者の権利として取るように設けられています。

過労やストレス、普段から家族との時間が取れないことを心配する管理職(校長や教頭)から「支障のない範囲で年休を取ってリフレッシュして」などと声を掛けてもらえる学校もあります。

しかし前述の通り、長期休業中も部活動の指導等があって、年休をなかなか消化しづらい教師がいるのも事実です。

中学校教師の残業時間

以前行われたある調査によれば、中学校教師の8割が月100時間を超える残業をしているというデータが出たそうです。

現在は「働き方改革」の流れによって、残業時間に対する考え方も厳しくなっており、少しずつ残業を減らすための取り組みがなされています。

しかしながら、先述した中学校教師の抱える業務内容の幅広さなどから、なかなか大きく残業時間を削減するのは難しいのが実情とされています。

どうしても用事がある日は何とか調整できても、毎日定時近くに上がるのは難しいと考えておいたほうがよいかもしれません。

中学校教師は忙しい? 激務?

先述した通り、中学校教師の業務内容は幅広く、忙しく働く人が多いです。

生徒が休みの日にも仕事をしている教師はたくさんいますし、夜遅くまで学校に残って仕事を片付けなくてはならないこともあるでしょう。

とくにハードな運動部の顧問になると、指導や引率などでかなり時間をとられてきます。

さらに日常業務に加えて、生徒が問題を起こすなどの突発的な出来事があれば、その対応にも追われます。

ちょうど中学生は思春期真っ盛りの難しい年頃であり、人間関係や進路などについて迷う生徒も多くいます。

一人ひとりの生徒と真剣に向き合おうとすればするほど、中学校教師は忙しくなるといえるかもしれません。

それでも、生徒のイキイキとした顔を見ることができ、成長を実感できる瞬間が喜びとなり、やりがいを持って続けている教師が大勢います。

中学校教師の休日の過ごし方

中学校教師の休日は、さまざまな過ごし方があります。

部活動の顧問となっている場合は、休日であっても練習や大会などで出勤し、生徒と過ごすこともあります。

また、仕事が溜まっているときにも休日出勤をしたり、自宅で仕事を片付けることもあるでしょう。

完全にオフの時間を過ごせる休日だと、趣味の活動に没頭したり、家族がいる場合には家族と一緒に過ごす人が多いようです。

中学校教師の1日のスケジュール・生活スタイル