中学の体育教師になるには

免許が取得できる大学へ進学

中学校の体育教師になるためには、まず中学校教諭一種免許状(体育)を取得できる大学に進学しましょう。

科目に関わらず、中学の教師を志す人は教育学部に進学する場合が多いといえます。

これは義務教育である中学校においては教科指導以外の教育活動が多く、そういった部分を担うことに魅力を感じる人が多いからであると考えられます。

反対に高校の体育教師は専門競技に特化し、部活動の指導を得意とする人が志願することが多いようです。

教育学部の他にも体育系の学部で取得が可能ですが、設置大学はそれほど多くないため、進学先を選ぶ際は注意しましょう。

志願者は多く狭き門

中高問わず体育教師の志願者数は公立、私立共に非常に多いのが現状です。

試験対策を十分に行い、教師としての明確なビジョンを描いておくと共に、専門競技を生かして部活動の指導ができるようにしておきましょう。

また、校種を限定しすぎるととはチャンスを逃してしまうことになりかねません。

高校体育も併せて取得し、実際の現場で経験を積んでゆくゆくは希望の中学教師を目指す、という寛容さも必要かもしれません。

専門競技を持ちながらも幅広い指導を

中高問わず体育教師を目指す人は必ず専門とする競技を持っており、ほとんどの人が大学でも部活動に所属しています。

そしてその経験を生かして部活指導をしているのが現状です。中には高い競技成績を持ち、名顧問として活躍している人も珍しくありません。

もちろん自身には実績がなくても指導者として優れた教師はたくさんいます。

とにもかくにも在学中は部活動に所属しておくと技術面のみならず精神面においても生徒に語れる経験を豊富に積むことができるでしょう。

その一方で専門外の競技を指導することも当然出てきます。

たとえば少し前まではダンスの指導は女性の体育教師が行うのが一般的でしたが最近では学習指導要領の改訂から男性教師が行うことが増えてきました。

ベテランの教師の中には苦手意識の強い人も多いようですが、これから志願する人においては、専門を問わずどの競技も隔たりなく指導できることが期待されます。

多感な時期の生徒にどう向き合うか

自我が発達し、時に大人への反抗心を高める生徒と向き合うことは中学校の教師のやりがいであり、苦労です。

ときには間違いを起こした生徒に対して厳しい指導を加えなければならないこともあります。

心を鬼にして毅然とした態度で指導にあたることは全ての教員に求められることですが、とくに体育教師においては生徒指導上、重要な役割を担うことが多いものです。

普段から生徒にとって一目置かれる存在であり続けるためにも理想の教師像をしっかりと持っておくことが必要です。

学年で担う役割も大きい

常勤で働く場合、どの教師も教科指導のみならず、学級担任として生徒と関わることになります。

学年編成の際、体育の教師は各学年にバランスよく配置されるのが一般的。

その理由は前述のように生徒指導の責任者としての役割の他、学年行事の司会や召集といった重要な役割を務められることを期待されてのことです。

日常生活をはじめ、とくに学校行事の際は年齢やキャリア、役職を問わず、率先して生徒に関わっていく姿勢が求められます。