中学校教員の仕事を支えるものはやりがいと使命感
投稿者プロフィール
投稿者の仕事満足度
- 総合満足度
- 3.00
- 仕事内容
- 3.50
- やりがい
- 3.00
- 働きやすさ
- 3.00
- 給料・年収
- 3.00
- 休日・待遇
- 2.50
- 成長・将来性
- 3.00
- メッセージ
-
教員は子供の成長に携われるという点で非常にやりがいがある仕事です。
ただ、長時間労働、休日出勤、残業代なしなどの労働環境に改善が求められる部分が多々あることも事実です。
やりがいや使命感が教員という仕事をするモチベーションになることは間違いないかと思います。
これから教員を目指す方には、ぜひ自分が仕事に何を求めているのかという仕事に対する価値観と向き合っていただきたいです。
そして、仕事においてやりがいや自分が子どもたちを立派に導いていくのだという使命感がある方には、教員の道を目指していただきたいなと思います。
- 仕事内容
-
中学校教員の仕事には授業、部活動の指導、生徒保護者対応、成績付けなどの事務仕事、校内の校務分掌などがあります。
勤務時間は授業や生徒指導、部活動の指導などで終わってしまうので、授業の準備や残った事務仕事は生徒が下校してからか休日に行うことが多いです。
教員の仕事と言うと授業や生徒指導などの見えている部分のみを想像しがちですが、実際になってみると事務作業や会議、行事の準備などの見えない部分の仕事の方がたくさんあることに気がつきました。
- なるには
-
公立教員になる場合には、都道府県ごとに行われる教員採用試験を受験します。
また、私立教員になる場合には学校に履歴書を送って試験を受けたり、私立教員募集のサイトに登録をして求人を探したりするなどの方法があります。
私の場合にははじめに私立中学校の教員になり、その後公立学校の教員になったので、同じ学校でも違うところが多く、経験が生かせない面が多々あったことが苦労しました。
- やりがい
-
生徒の成長を感じられた時がやはり一番の喜びです。
また、生徒一人ひとりの喜びや苦しみに親身に寄り添ってあげられる点もやりがいを感じました。
人を教育するという仕事は大変な瞬間も多いですが、生徒が様々な経験をしてそこから学びを得ている瞬間を見届けられるのは教員としての達成感を感じました。
- つらいこと
-
働き方改革が進んでいるとはいえ、中学校教員になる場合には長時間労働・休みはあまりないという点は覚悟が必要かと思います。
また、一年目から担任と部活動の主顧問をもつケースも多々あるため、一年目から他のベテラン教員と同じような働きを求められることもあるでしょう。
中学校教員は授業で教科の勉強を教えることはもちろんですが、それ以上に生徒指導や保護者対応に時間を割くことがほとんどかと思います。
生徒や保護者と時間の許す限りとことん向き合う根気と覚悟が必要です。
- 向いてる人
-
向いている人は、生徒の成長のためには時間や労力を惜しまない人や自分の生活のほとんどを学校で過ごすことが苦ではない人です。
反対に向いていないと感じる人は、プライベートの時間を大切にしたい人や勉強を教えることだけが好きな人です。
教員を目指す場合には、教科内容の豊富な知識はもちろん必須ですが、人が好きで、話し合って根気よく解決する過程を惜しまない姿勢が重要かと思います。
- 志望理由
-
国語が好きで国語の授業を通して様々な力を身につけられるような授業がしたいと思ったことと、人に教えるということが好きということがきっかけです。
実際に働いてみると、目の前の生徒のレベルやその生徒たちに必要な力というのはケースバイケースで変わってくるので、授業の組み立ても様々なパターンを用意する必要があることが分かりました。
- 働きやすさ
-
中学校教員は女性も男性も同じくらいおり、女性の先生はさばさばした雰囲気の先生が多い印象でした。
産休・育休の制度は整っていますが、平日は長時間労働、休日にも部活動があるケースがほとんどなので、お子さんがいる場合には周囲に配慮してもらう必要があるかと思います。(早めに帰宅する、部活の顧問を外れるなど)
- 給料・年収
-
私は25歳で教員を退職していますが、だいたい給料は手取りで23万、ボーナスは40万程度でした。
給料だけ見ると高く感じるかもしれませんが、残業代はつきませんし、中学校教員の場合には休日に出勤もしていたので、個人的な意見にはなりますが勤務時間にしては安いのではないかと感じました。
- 休日・待遇
-
特に中学校教員は休日にも部活動の指導があるので、プライベートの時間はあまりないと思います。
土日は両方休みがいいという方や、自身のプライベートを充実させたいという方は少し検討した方がいいかもしれません。
- 就職・転職
-
教員というと公立教員になるというイメージが強いかと思いますが、私立教員は自分で働きたい学校を選べますし授業に力を入れていきたい場合におすすめです。
私は教員を退職していますが、その理由は拘束時間が長くプライベートな時間がほとんどとれなかった点と教員を続けることが自分自身の成長に繋がらないと感じたからです。
教員という仕事は実際にやってみると分かることもたくさんありますでの、少しでも気になる場合はまずはトライしてみて、向き不向きを見極めるということも重要ではないかと感じます。
- 恋愛・結婚
-
教員は学校にいる時間が長く出会いが学校の場合が多いため、結婚相手の9割は教員という印象です。
産休・育休の制度が整っており、結婚後・出産後でも仕事を続けている女性は多くいます。
産休・育休の手厚い面を一番の目的に教員という職業を選ぶ方もいます。
- 成長・将来性
-
教員としてどのような信念を持っているかで成長できるのかは変わってきてしまうと思います。
また、私自身は公立中学校と私立中学校の両方を経験しましたが、私立学校の方が新型コロナに伴うリモート授業の導入などの新しい教育システムへの関心が高いと感じました。
公立学校はやはり公教育の面が強かったので、全員に教育を受けさせたり全員で何かを行ったりすることでの学びが重要視されていた印象でした。
IT教育やこれからの変化の激しい時代を担う子供たちの育成ができる教育が整備されるのには、まだまだ時間がかかるのではないかと現場いて感じました。