ベビーシッターになるためにはどんな学校に行けばいい?(大学・専門学校)
学歴不問であっても、18歳に満たない若年者の採用はほぼないと考えるべきでしょう。
しかし、幼児保育での活躍を目指すことから、保育士の資格を取得するための大学・短大・専門学校などで学ぶのが一般的です。
この記事では、ベビーシッターになるための学校について解説します。
目次
ベビーシッターになるための学校の種類
ベビーシッターになるために必須の資格はありません。
したがってどのような学校からでもベビーシッターを目指すことが可能であることになります。
ただし学歴不要であるとはいえ、高卒以上と定めている会社がほとんどで、子どもを預かるという業務の特性上、18歳に満たない若年者の採用はほぼないと考えるべきでしょう。
ベビーシッターを目指す人は乳幼児の保育に関心を持ち、その分野での活躍を目指すことから、保育士の資格を取得するための大学・短大・専門学校などで学ぶのが一般的です。
その他、幼稚園教諭・小学校教諭・看護師・助産師といった資格が取得できる学校を卒業した人も、業界では有資格者として活躍しています。
ベビーシッターになるための大学
ベビーシッターを目指す場合、保育士の資格を取得するための大学・短大で学べます。
保育士の資格が取得できる大学・短大は全国に多くあり、なかには幼稚園教諭など他の資格を同時に取得できる場合もあります。
大学は4年間で保育だけでなく一般教養についても広く学べるほか、専門性の高い知識やスキルを身につけます。
一方、短大の場合は現場ですぐに活躍できるよう実務的な学習がメインとなります。
ベビーシッターになるための専門学校
保育士資格取得のための専門学校は、2年制または3年制が一般的で、短大と同様試験の合格や現場ですぐに活躍できるような実務がメインとなります。
実習や研修も多く、実際の保育の現場を体験する機会も多くあります。
ベビーシッター資格取得指定校とは
ベビーシッターとして働く上でぜひ取得しておきたいのが、公益社団法人全国保育サービス協会によって付与される「認定ベビーシッター」資格です。
これは認定試験に合格することで得られる資格ですが、保育士養成校においては
- 保育士の資格取得に必要な科目
- 協会が定める「在宅保育」に関する科目(半期2単位)
の単位も取得した上で卒業し、希望すれば認定を受けられます。
現在、全国で49の保育師養成校が資格取得指定校として協会に認定されています。
当該資格取得者は施設(集団)保育のプロである「保育士」資格と、個別(在宅)保育のプロである「ベビーシッター」の資格を併せ持っていることとなり、幅広い活躍が期待されているため、ベビーシッターを志す人は資格取得指定校への進学を目指すことをおすすめします。
ベビーシッターになるための通信講座
専門資格の取れない学校で学びながらベビーシッターを目指す場合、必要な知識や技術を通信講座で習得するという方法もあります。
学校に通いながらでも、働きながらでも受講可能なのは大きなメリットで、受講後に民間資格が付与されるため、就職時にもアピールポイントになります。
また実際にベビーシッターとして働きだしてからのスキルアップとして受講する方法もありますが、受講期間やかかる費用も講座によってそれぞれなので比較検討が必要であるといえます。
ベビーシッターを目指すための費用
ベビーシッターを目指すうえで、特別な費用がかかることはあまりありませんが、大学・短大や専門学校を卒業する人がほとんどのため、まずはその学費が費用としてかかってくるといえます。
民間資格で最も安価に取得できるのが公益社団法人全国保育サービス協会の定める「認定ベビーシッター」資格です。
18歳以上で同協会の実施する研修を受講し、試験を受ければ取得が可能で、研修の受講、受験料あわせて30,000円程度です。
一般財団法人日本医療教育財団が定める「ベビーシッター技能認定」認定料は3,000円ですが、あわせて試験対策の講座を受講するとなると50,000円から80,000円ほどかかります。
一般財団法人日本能力開発推進協会の定める「ベビーシッター資格」は4ヵ月間の認定講座を修了すると得られ、受講料は48,000円です。
これ以外にも産前産後ママヘルパー、産後ケアリストといった広義でのベビーシッターに関連する資格がいくつかありますが、どれも30,000円程度の費用で取得できるものが多くなっています。
ベビーシッターになるための学校のまとめ
ベビーシッターを目指す人は乳幼児の保育に関心を持ち、その分野での活躍を目指すことから、保育士の資格を取得するための大学・短大・専門学校などで学ぶのが一般的です。
保育士の資格が取得できる大学・短大は全国に多くあり、なかには幼稚園教諭など他の資格を同時に取得できる場合もあります。
保育士資格取得のための専門学校は、2年制または3年制が一般的で、短大と同様試験の合格や現場ですぐに活躍できるような実務がメインとなります。