保育専門学校とは(読了時間:4分2秒)

何となく「子どもに関わる仕事がしたい」と考えている人が通う場所とイメージされている保育専門学校。

実際に、保育専門学校ではどのような勉強ができ、卒業するとどのような仕事に就くことができるのでしょうか。

このページでは保育専門学校の特徴や、卒業までに必要な学費、卒業生の就職先などについてまとめて紹介します。

保育専門学校とは

子どもと関わる職業や仕事はいくつも考えられますが、保育専門学校では、おもに「保育士」と「幼稚園教諭」を目指すために必要な知識・技術を身につけることができます。

どちらの職業も国家資格・免許が必要であり、それらを取得するには指定された養成施設で2年以上学ぶことが求められています。

その養成施設の一種が保育専門学校となっています。

保育専門学校のなかには、2年間で「保育士資格」と「幼稚園教諭2種免許状」の両方を同時取得できる学校もあります。

ちなみに、幼稚園教諭免許の種類としては「専修免許状」「1種免許状」「2種免許状」がありますが、このうち専修免許状は大学の修士課程などで、1種免許状は4年制大学、2種免許状は短大・専門学校などで取得できるものとなっています。

どの免許でもできる仕事の範囲に違いはありません。

保育専門学校では、現場で活躍した経験を持つ教師の下、実践的な指導に重きが置かれたカリキュラムが用意されています。

就職後に即戦力として活躍できるスキルを短期間で身につけやすいことが特徴です。

保育専門学校で勉強すること、授業科目

保育専門学校の授業科目としては、以下のようなものがあります。

・保育心理学
・身体表現
・子どもの保健
・音楽(ピアノ伴奏、歌など)
・造形表現(図工)
・体育実技
・食育

保育専門学校で学ぶことは、一般的な高校までの授業とはまったく異なる内容が中心となります。

しかし、保育についてまったくの初心者であっても、座学で基礎の基礎から知識を習得し、実技の授業を通してそれを実践できるだけのスキルを身につけることができます。

保育専門学校から目指せる仕事・職業

保育専門学校で学ぶ人の多くは、卒業と同時に保育士資格や幼稚園教諭2種免許状を取得し、それらの資格・免許を生かして保育士や幼稚園教諭として働いています。

なお、保育専門学校で学ぶと、「保育士」や「幼稚園教諭」の資格・免許のほか、在学中あるいは卒業後に「児童厚生2級指導員」「おもちゃインストラクター」「チャイルドボディセラピスト3級」といった、保育や子どもに関するその他の資格取得も目指せる場合があります。

保育園や幼稚園以外にも、保育の専門知識を持った人が働ける場はたくさんあります。

保育専門学校の学費、費用

保育専門学校の多くは「昼間部・2年制」であり、学費は年間で100万円~120万円程度が相場となっているようです。

したがって、卒業までには200万円前後かかる学校が多いでしょう。

ただし、これ以外に教科書代・教材費や授業で使用する道具の費用、同窓会費、卒業アルバム制作代、研修旅行費などが必要になるのが一般的です。

学費に含まれている項目、含まれない項目は専門学校ごとに異なるため、事前に確認してください。

保育専門学校によっては、保育士に加えて幼稚園教諭免許状の取得希望者は、諸費用として別途必要になることがあります。

保育専門学校の就職先、就職率、卒業後

保育専門学校の卒業生は、保育専門学校で身につけた多様な知識・技術を生かして、保育施設や幼稚園をはじめとしたさまざまな場所で活躍しています。

たとえば、乳児院、児童養護施設、母子生活支援施設、児童発達支援センター、児童館といった児童福祉施設、さらに最近は企業内・病院内の保育施設、デパートの託児施設などでも、保育士資格を持つ人の需要があります。

また、最近は「訪問型保育」と呼ばれるベビーシッターとしての需要も増しているようです。

集団で子どもを見るだけでなく、働き方によっては1対1あるいは1対少数の子どもの保育に携わることも可能です。

保育専門学校の入試、志望動機、面接

保育専門学校の入試は、「一般入試」「推薦入試」「AO入試」のいずれかが行われることが多くなっています。

いずれの入試方法を選んでも面接や面談はほぼ必ず行われるため、志望動機をしっかりと考えておきましょう。

「なぜ、保育士や幼稚園教諭になりたいと思っているのか」「保育専門学校で学んで、どのようになりたいのか」などについて、自分自身とよく向き合って考えてみるとよいでしょう。

また、たくさんの保育専門学校があるなかで、その学校を志望する理由も明確にしておきましょう。

面接では自己アピールを求められることもあるため、たとえば高校までの部活動や委員会、勉強、地域のボランティア活動など、頑張ってきたことのエピソードをまとめておくとよいでしょう。

保育専門学校のオープンキャンパス

保育専門学校では、高校生の夏休み期間などを中心にオープンキャンパスが開催されています。

それは学校説明会や入試説明会の場になると同時に、実際にその学校で行われる講義を体験するプログラムに参加できることもあります。

そうした体験授業の内容は、保育士の仕事を紹介する座学であったり実技であったりとさまざまですが、実際に保育の現場で必要とされる知識・技術に触れることができ、初めて保育について学ぶ人はワクワクすることでしょう。

保育に関わる仕事の特徴や魅力をより強く感じるよい機会にもなるでしょう。

専門学校によっては、オープンキャンパス参加にあたって事前申し込みが必要な場合があるためホームページで最新情報を確認してください。

保育専門学校では、「保育士や幼稚園教諭になりたい」という強い意思と目的意識を持つ学生が学んでいます。

おもに2年間という短い時間で密度の濃い授業が行われており、現場で求められる知識や技術を効率的に身につけることができます。

具体的なカリキュラムや就職サポート体制などは専門学校ごとに異なるため、各学校のパンフレットやホームページを見て、いろいろな情報を比較しながら志望校を決定するとよいでしょう。

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