アパレルメーカーの仕事とは? わかりやすく仕事内容を紹介
ファッションアイテムを生み出し、販売する
アパレルメーカーとは、アパレル(衣料品)を企画製造し、卸売や販売を行っている会社のことをいいます。
メーカーによって事業展開は多少異なりますが、おもに以下の部門に分かれ、一人ひとりが各職種で活躍しています。
デザイン・制作部門
流行やブランドイメージなどをもとに、洋服やアクセサリー、靴などのデザインをし、生産します。
デザイナーが描いたデザイン画からパタンナーが型紙を作成し、実際に布を裁断したり縫製したりし、立体的な商品を作りあげます。
<おもな職種>
・デザイナー
ファッションデザイナーの仕事
・パタンナー
パタンナーの仕事
・ソーイングスタッフ
企画・管理部門
消費者の動向を踏まえたうえででどのような商品を作るかを検討し、商品を売るための戦略を立てたり、より売れるための企画を考えたりします。
・マーケッター
・セールスマネージャー
・プロダクトマネージャー
販売部門
店舗での接客を中心に行い、生産した商品を消費者に販売します。
マスコミ各社へ自社商品のPRをしたり、自社商品の貸出などを行ったりもします。
・販売スタッフ
アパレル店員の仕事
・ショップマネージャー
・ストアプランナー
・プレス
ブランドとの違いは?
アパレルメーカーについて考えるとき、しばしば「ブランド」と混同してしまう人がいるようです。
ブランドとは、アパレルメーカーが、あるコンセプトに基づいて作っている商品グループ名のことをいいます。
同じメーカーであっても、「20代向けのカジュアルなブランド」や「40代以上のハイセンスはブランド」といったように、複数のブランドを持っていることはよくあります。
アパレルショップ名がブランド名となっているケースが多いため、一般消費者にはブランド名のほうが知られていることも多いですが、そのブランドの商品を作っているのがアパレルメーカーです。
スタッフが連携して商品を作り出す
アパレルメーカーには、先に挙げた通り多様な職種で働いている人がいます。
どの仕事を担当するにしても「売れる、魅力的な商品」を作り、それをお客さまに届けることがアパレルメーカーとしての使命だといえます。
なお、アパレルメーカーでの仕事は、基本的に自分一人だけで完結するものではありません。
社員はそれぞれが専門性の高い仕事をしているため、コミュニケーションとチームワーク重視で商品を作り上げていく気持ちが求められます。
最近では海外からの輸入品が増え、国内のアパレルメーカーは厳しい状況が続いているといわれるなか、アパレルへの強い愛情を持ち、創造力やアイデア、行動力を発揮しながら動ける人が求められています。