野菜ソムリエの現状と将来性

就職戦線での現状

野菜ソムリエは、国家資格ではないにも関わらず、世間での知名度が非常に高いことが特徴です。最近では、海外からも受講する人が増えているようです。

もし食品業界への就職を希望するなら、この資格は持っていて損はないでしょう。

できれば「野菜ソムリエ」のひとつ上位資格である「野菜ソムリエプロ」まで取得すると、職業としての野菜ソムリエの能力を示しやすくなるでしょう。

しかし、あくまでも民間資格であるため、求人を見ても「有資格者募集」といった表示までは、なかなか見かけないかもしれません。

あくまで、自己アピールの材料のひとつになるというのが、現状といえそうです。

受講費の問題

民間資格であっても、社会的な信頼度が高く、スタンダード化しているものはたくさんあります。

野菜ソムリエもいずれそうなるとよいのですが、現状では資格を取得するための高額な受講費がハードルとなり、資格取得が難しい人もいるようです。

初級の「野菜ソムリエ」で総額148,000円(税込)、「野菜ソムリエプロ」の場合には総額320,500円(税込・ただし野菜ソムリエの有資格者は172,500円)が必要となります。

この背景には、野菜ソムリエは本来、プロの青果業者を対象にした資格として作られ、一般の受講者は想定されていなかったという理由があるとされています。

ただし、日本野菜ソムリエ協会は随時、就職やスキルアップのためのサポートを行っているため、一概にただ高いというわけでもなく、他の資格とは異なる部分もあります。

しかし、現状では誰もが気軽にチャレンジできる資格にはなっておらず、そうした点が食の資格として一般化するためのハードルになっているという声が聞かれます。

野菜ソムリエの今後

「食の安心・安全」が問われている今、食品や飲食業界では、顧客の信頼を獲得するためにも、野菜ソムリエを積極的に採用する職場が増えています。

野菜ソムリエたちにとっても、その知識を生かして任される仕事が今後さらに増えていくのではないかと思われます。

ただ、この資格を取ったことで必ずしも就職に有利になるわけではなく、安心できるわけでもありません。つねに自分を高めることは必要です。

たとえば食に関係する他の資格や各種免許を取ったり、マーケティング関連の勉強なども並行して、仕事の幅を広げている人もいるようです。

野菜ソムリエの資格をどう生かすかは、その人自身に委ねられていると考えておいたほうがよいでしょう。