料理研究家の仕事内容

おいしい料理をめざして

料理の研究のスペシャリストである料理研究家。その一番の使命は、人々を幸せにする魅力的な料理を作りだすことです。

さまざまな食材を組み合わせてみたり、調味料の配合を変えてみたり、火加減を調整してみたりしながら、新しいレシピを開発していきます。

料理研究家によって力を入れるテーマを設けていることが多く、「栄養満点の和食レシピ」や「主婦向けの時短料理」が得意な料理研究家もいれば「ダイエット用のヘルシー料理」や「男性向けのボリュームごはん」を研究している料理研究家もいます。

オリジナルのレシピを開発

料理研究家がオリジナルのレシピを考案するときは、何日もキッチンにこもって試作品を作ることも珍しくありません。

作業としては、まずは調理に使う大量の食材を買い出すことからスタートします。

料理研究家にとって食材はとても大切なものなので、良い食材を求めて何軒ものスーパーをはしごすることが多く、ときには市場や直売所まで買い付けにいくこともあります。

食材が揃ったら下ごしらえをし、準備が整ったら実際に調理に入ります。

最高のレシピを作るためには、同じメニューを何度も何度も作り直すことが大切です。手順をメモにとったり動画で撮影して残したりしながら、最適な条件をさぐっていきます。

調理をするたびに味見をしないといけないので、一日中同じ料理を食べ続けることも珍しくありません。

また、良い調理方法を見つけるために調理科学の勉強をしたり、食材の生産者に直接取材をしたりすることもあります。

伝えることも大切な使命

こうして作り上げたレシピを多くの人に伝えていくことも、料理研究家の大切な使命のひとつです。

テレビの料理番組に出演したり新聞や雑誌の料理コーナーにレシピを掲載したりすることもあれば、テーマを決めて料理本を出版することもあります。

また、農家の人たちや食品メーカーの人たち向けに食材のアレンジの方法を教えにいくこともありますし、料理教室を開いて主婦に料理を教えることもあります。

最近では自分のホームページのなかでレシピを公開したり、動画サイトで作り方を紹介したりしている人も多いようです。

料理人のように飲食店を経営して特定のお客さんに食べてもらうことをめざしているというよりは、不特定多数の多くの人においしい料理の作り方や食べ方を伝えていくことが料理研究家の目的なのです。