パイロットの試験の難易度、合格率

パイロットになるには資格が必要

航空会社のパイロットになるためには、定期運送用操縦士の資格を取得することが必要になります。取得には飛行訓練が必要なため、航空大学校か航空会社の自社パイロット養成コースに就職して資格を取得することが一般的です。
パイロットになるには

<定期運送用操縦士(飛行機)の受験資格>
21歳以上
総飛行時間1500時間以上
イ.100時間以上の野外飛行を含む250時間以上の機長としての飛行
ロ.200時間以上の野外飛行
ハ.100時間以上の夜間の飛行
ニ.75時間以上の計器飛行

自社養成パイロットの魅力

航空会社の自社養成パイロット採用試験の正確な合格率は発表されていませんが、非常に倍率が高いことで知られています。年によっては100倍以上の高倍率になることもあるようです。合格率にすると1%以下となります。

自社養成の場合、その会社の「正社員」としてパイロットの訓練を受けることになります。企業に就職できるという安定性、また訓練を受けながらも毎月の給料がもらえるという点はとても魅力的ですので、どうしても受験者が多くなるのです。

倍率が高く難関であることは間違いありませんが、自社養成パイロット採用試験は他人と比較してどうこうというよりも、受験者一人ひとりにパイロットとしての素質があるか?身体条件を満たしているか?などを強く重視すると言えます。

周りのことはあまり気にせずに、健康に気を遣うことや適正検査や面接に向けた対策に力を入れるのが望ましいでしょう。

採用試験では身体検査も厳しく行われるので、特に健康管理は大切です。航空会社は一人前のパイロットにするまでの訓練に膨大な費用をかけます。途中で脱落することがないよう、パイロット候補の採用には非常にシビアになっています。

航空大学校の倍率は?

平成24年度の航空大学校入学試験では、受験者350名に対して最終合格者が36名、倍率は約9.9倍と発表されています。

自社養成パイロットよりも倍率は低めですが、学費を払って訓練を受けること、また必ずしも就職先が保証されているわけではない、というのが自社養成パイロットと大きく違う点と言えます。

ただし、官公庁や使用事業会社など航空会社以外に就職できる可能性が高くあります。

パイロットの役割は大型旅客機を飛ばすことだけではありません。大手航空会社での採用倍率は非常に厳しいものとなっているため、「パイロット」という職に就きたいのであれば、視野を広げて就職先を探してみると良いでしょう。