アイドルの事務所にはどんなところがある?

超大手事務所から個人事務所まで

アイドルが所属する「芸能事務所」、またの名を「芸能プロダクション」といいます。

大手ともなれば、研究生も含めると数百人規模となる事務所も存在します。

その反面、数人規模の小さな事務所も星の数ほどあります。

アイドルの仕事受付の窓口となる事務所は、テレビ局やマスコミなど、芸能界全般と太いパイプを持っています。

そのコネも大手であればあるほど太く、各所への影響力も大きなものとなります。

それゆえに、最初は小さな事務所へ所属していても、人気上昇とともに大手事務所へ移籍するアイドルも多くいます。

これに対して、「養成所」はまだ事務所に所属する前のアイドルが通うものです。

事務所が運営する専用の養成所もあれば、専門学校的な養成所までさまざまな種類があります。

有料のところが多く、入所時に審査はあるものの、そこまで厳しいものではありません。

ほとんどの養成所が事務所とのパイプを持っており、公開オーディションには各事務所のスカウトマンを招待し、在校生デビューの場を作ってあげています。

いろいろな基礎をゼロから学びたいという人は、養成所からスタートするのもよいでしょう。

日本最大パワーのジャニーズ事務所

国民的アイドルとして知られていた「SMAP」や「嵐」が所属するジャニーズ事務所。

日本人であれば誰もが名前を聞いたことがあるこの事務所の影響力は、まさに芸能界最大といっても過言ではありません。

ジャニーズ事務所のアイドルが必ず主演をつとめる「ジャニーズ枠」と呼ばれるドラマ枠があるともいわれています。

また、毎号ジャニーズ事務所のアイドルが表紙を飾る雑誌もあります。

業界内でこのように認識されており、いたるところで一目置かれた存在となっています。

ドラマに出れば視聴率が上がり、グラビアに出れば雑誌が売れるのですから、ジャニーズへのオファーはひっきりなしです。

大手事務所のわりに、とくに大きな公開オーディションをすることがないので、入所したい場合は個人的に履歴書や書類などを事務所に直接送らなければなりません。

養成所を併せ持つナベプロ

お笑い芸人から俳優、アイドルまで幅広いタレントが所属する老舗芸能事務所の渡辺プロダクション、通称「ナベプロ」。

特徴的なのはその規模です。

グループ会社は全12社。

その中には松坂桃李さんが所属するトップコートや、『ザ・ドリフターズ』が所属するイザワオフィスなどもあり、規模的にはかなり大きな事務所となっています。

また、「ワタナベエンターテイメントカレッジ」というタレント養成スクールも運営しており、その生徒数もかなりのものです。

高校3年生から29歳まで、アイドルや俳優を志望する若者が、歌やダンス、演技などを日夜学んでいます。

卒業生には、陳内将さん、山田裕貴さんなど戦隊系で大活躍したアイドルもたくさんいます。

芸能事務所のスクールというだけあって、エキストラや前座などナベプロ枠の仕事も多く舞い込み、力を認められればすぐに系列事務所に所属となるのも強みです。

注意しなければいけない事務所も

アイドルを目指す人が芸能事務所を探すのであれば、注意しなければいけないこともあります。

残念ながら芸能事務所のなかには、悪質なところもあるのが現状です。

高額なレッスン料金を要求しておきながら的確なサポートをしてくれない。

アイドルを目指しているのに、歌やダンスを披露できないままファンとの交流会やグラビア撮影会など本人が希望していない仕事だけをさせられる。

そんなトラブルも実際に起きているのです。

未成年者の場合は社会経験がないため、自分だけでは判断できないことも多いでしょう。

アイドル志望者が芸能事務所を選ぶ際は、必ず信用できる大人のアドバイスを聞くことが大切です。