編集者が独立してフリーランスになるには?

フリーランスの編集者の働き方・仕事内容

フリーの編集者は、まず仕事を取ってこなければいけません。

仕事をとるためには、企業勤めの編集者だったときにどれだけのコネクションや人脈を作れたかによっても変わってきます。

待っていてもたくさんの仕事が来る編集者もいれば、自ら営業をかけて仕事を獲得する編集者もいます。

フリーの編集者は、はじめは仕事をすべて一人でこなしますが、仕事量が増えてくると、一人ですべてを完成させることは到底できず、同じくフリーランスのライターカメラマンを募集し、仕事を割り振りして行うようになります。

企業勤めをしていたときは上司やデスク、編集長の指示に従って働きますが、フリーになったからには、すべて自分が指揮をして原稿を揃えなければならず、さらに事務的な作業も増えるため、どうしても多忙になる人が多いようです。

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フリーランスの編集者になるまでのキャリアパス

フリーの編集者になる人のほとんどは、過去に出版社や編集プロダクションでの実務経験を経て、その後独立するという流れをたどっています。

編集者が仕事を得るためには、実績やコネクションが大切だからです。

出版社や編集プロダクションも、無名の編集者に仕事を任せることはほとんどありませんが、一度出版社や編集プロダクションで経験を積んでおけば、信頼を得やすくなりますし、仕事を任せてもらいやすくなります。

フリーランスの編集者のメリット・デメリット

フリーランス編集者のメリットは、仕事を選べるという点です。

企業勤めの場合、編集者はとにかく多忙で、さらに希望する本や雑誌を選べないため自分の好きな分野に関わることができないことも多くあります。

フリーランスであれば、得意分野の仕事を選んで受けることもできますし、仕事量を調整しながら働くこともできます。

一方、フリーランス編集者のデメリットは、そもそも仕事を獲得することが大変であること、また経理や雑務などもすべて自分で行わなくてはならないため、編集以外の業務量が増えることなどが挙げられます。

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フリーランスの編集者の給料・年収

フリーの編集者の給料は、年商で1000万円前後となるようです。

一見すると多いように思えるかもしれませんが、これは「年収」ではなくあくまでも「売上」です。

ここから必要経費が引かれるため、実際の手取りはより少なくなります。

家賃が自宅ならば事務所を持たなくて問題ありませんが、ライターやカメラマン、デザイナーなどを雇った場合は、その報酬を支払わなければなりませんし、取材時には移動費や食費、宿泊費、フィルム代など必要経費はいくらでもかかってきます。

こうやって最終的に手元に残る金額というのは、だいたい売上の3分の2程度です。

うまく発行部数が伸びてくれれば、その後印税も入ってくるパターンがありますが、フリーになった編集者全員が成功しているわけではありません。

また、個人事業主であるため、毎年必ず確定申告をすることや税理士に相談しなければならないなどさまざまな手間がかかることを知っておく必要があります。