小説の編集者になるには? 仕事内容は?

小説の編集者の仕事

作家との長い付き合いが特徴

小説の編集者の仕事は、作家が描いた作品を世に送り出すことです。

雑誌や他の書籍に比べて作家と長い付き合いになることが多く、人気作家の場合は何十年もの付き合いになることがあります。

小説を書く作家には、それぞれの出版社の担当がつくため、自分の出版社を選んでもらうためにはほかの担当者としのぎを削らなくてはなりません。

また、原稿を待ったり作品を完成させたりするためには何年もかかることもあるため、作家と濃密な付き合いになることが必然的に多くなります。

作品に対する情熱を持つ

小説の編集者として大切なことは、作家や作品に対する思い入れや情熱です。作家とコミュニケーションを取りながら作品を作り上げていくことはもちろん、多くの人に手に取ってもらうための広報活動も重要な仕事です。

書店で手に取りたくなる装丁をはじめ、SNSを使ったプロモーションやメディアへの売り込みなど、作品を世に出すためにはあらゆる手段を使って宣伝を行います。

自分が作家や作品に対する情熱を多くの人に届けることこそが、編集者としてのやりがいで腕の見せ所です。

プライベートでも付き合いが続く

編集者として、作家に気に入られることはとても重要なことです。

また、作家と長い付き合いになるため、ゴルフなどのスポーツを楽しんだり、飲み会をしたりなど仕事という枠を超えて親密になる人も多いようです。

たとえコミュニケーションが不得意でも、特定のジャンルに秀でていたり、作家と趣味が合ったりすることから、ひいきされる編集者も多くいます。

小説の編集者になるには?

小説を担当するには経験が必要

小説担当の編集者になるには、まず出版社への就職が必須です。

人気作家の本を出版する出版社の場合、学歴は多くの会社で「大卒」を採用条件としているため、大学卒業は必須で、人気の職業ということもあり、新卒での採用は非常に厳しいものとなっています。

また、出版社に就職したからといって、必ずしも小説を担当させてもらえるとは限りません。

多くの小説担当の編集者は、入社後すぐから小説担当を続けているということは少なく、さまざまな部門を担当した上で小説担当になることが多いようです。

小説担当の編集者は文系?

小説を担当する編集者は、文系の知識がなければいけないと考える人も多いかもしれませんが、必ずしも文系の大学や学科を卒業している必要はありません。

小説の中にも、科学や物理など理系の知識を元に作品を描いている作家は多くいますし、理系の知識が作品作りに役立つこともあります。

もちろん、小説の作り方や出版の仕方についての知識は学ぶ必要がありますが、入社後に身に付ければよいと考えている出版社がほとんどのようで、実際に募集要項を見ても、文系に限った採用をしている出版社はほとんどありません。

もし理系から小説担当の編集者を目指す場合は、自分が学んできたことをしっかりと踏まえた上で、どのような作品に関わりたいかを考えておくとよいでしょう。