フードコーディネーターの現状と将来性

フード業界にはなくてはならない存在へ

近年、不況の波を受け、安定的といわれてきたフード業界も以前のようにはいられない状況になっています。

個人経営の店舗だけでなく、大手飲食チェーン企業であっても一部店舗では撤退が相次ぐなど、厳しい経営状況が続いています。

そのような中、幅広い食の知識を持ち合わせ、各業界との連携や伝達機能を図ることのできるフードコーディネーターの存在には非常に注目が集まっています。

たとえばレシピ作りをするにしても、フードコーディネーターは必要とされています。

それは、フードコーディネーターが、栄養学や食材の知識、バラエティに富んだ調理技術、目で見て楽しめる食器やテーブルコーディネート提案ができるスキルなどを持っているからです。

また、食ビジネスではマーケティングから生産、販売等までさまざまな要素が複合的に絡み合うため、「これだけしかわからない」というよりも、多様な知識を身につけてトータルプロデュースできる人が重宝される傾向にあるようです。

また、人々のライフスタイルが多様化する中、状況に応じた提案ができる「応用力」も求められるなど、フードコーディネーターに期待される役割はますます高まっているといえます。

独立後の道も安定している

衣・食・住という言葉があるように、人間の生活において「食」が必要なくなることは考えられません。

食が人間にとって不可欠なものである以上、食のスペシャリストであるフードコーディネーターにも活躍の場は多く用意されます。

フードコーディネーターは独立して働く人が多いですが、雑誌や企業でのレシピ作成に始まり、料理教室、スクール講師など食に関わる仕事は多く存在し、独立後の道もさまざまです。

しかしながら、フードコーディネーターを目指す人の数も増えているいま、選ばれるフードコーディネーターになるために「自分だからこの仕事ができる!」といえるような強みを持つことも大切です。

また、フードコーディネーターは食そのものだけではない、さまざまな知識やスキルを生かすことができる仕事です。

たとえばデザイン関連の勉強をしてきた人であれば、料理本のイラストを描いたり店舗レイアウトの提案などで豊かなセンスや感性を生かせますし、マーケティングに深く関わった人であれば、そのノウハウを強みに新しい農業ビジネスの提案ができるかもしれません。

まさに、人生のあらゆる経験が生きる仕事だといえるでしょう。