ファイナンシャルプランナーのやりがい・楽しさ・魅力

資産に関する知識を持ち、お客さまにプロの視点で人生設計のアドバイスをするファイナンシャルプランナーは、専門職として金融業界を中心に活躍しています。

さまざまなお客さまとの出会いが多く、「困っている人の力になる」という点に、やりがいを感じる人も多いです。

ここでは、ファイナンシャルプランナーのやりがいや楽しさ、仕事の魅力について紹介します。

ファイナンシャルプランナーのやりがい・楽しさ

「相談してよかった」と感謝されたとき

人が「こうしたい」「こうなりたい」という夢や目標を達成するためには、どうしても資金が必要になってきます。

大切なお金の計画についてプロフェッショナルとしてお客さまを支援し、助けになれることが、ファイナンシャルプランナー(FP)のやりがいです。

この仕事では、お客さまと直接対話をするため、お客さまの感想や反応がその場でわかります。

自分がアドバイスをしたお客さまから、「わからなかったことが理解できた」「知らなかった情報を知ることができてよかった」といった言葉をかけてもらえることが、なによりの励みになります。

困ったときに必要とされる

最近では老後資金への不安や、大手企業のリストラ・終身雇用の崩壊などにより、個人のお客さまがファイナンシャルプランナーに相談をしたいと考えるケースが多くなっています。

収入が減ったり、万が一の災害に遭ったりすると資金計画の見直しが必要になり、経済的な不安と向き合わなければなりません。

そうした不安に備え、ファイナンシャルプランナーはプロの視点からアドバイスができます。

相談者の年齢層は30代前後の働き盛りの方から定年後の人生を考える60代くらいの方まで幅広く、出会いが多い仕事です。

お客さま一人ひとりの生活環境や理想を理解し、その人にふさわしい提案ができたときにも、ファイナンシャルプランナーとしてのやりがいを感じます。

企業系ファイナンシャルプランナーにとってのやりがい

企業系ファイナンシャルプランナーの代表的な活躍の場となる銀行、証券会社不動産会社、保険会社などでは、高度な専門知識が求められることが多いです。

そのため、実務経験を積みながら、自分の知識を高めることができます。

よい提案ができてお客さまが商品の購入をしてくれれば自分の実績となり、ノルマ達成や昇給・昇格にもつながるため、やりがいを感じやすいです。

また、保険会社のファイナルプランナーは、お客さま一人ひとりのライフプランに合わせてオーダーメイドで商品を設計します。

それぞれのお客さまの状況や将来についての考え方を理解しようとするなかで、お客さまとの深い関わりを築いていけることも、ファイナンシャルプランナーとしての醍醐味です。

独立系ファイナンシャルプランナーにとってのやりがい

独立系のファイナンシャルプランナーは、得意分野を生かしつつ、自分の裁量で働きやすいという特徴があります。

会社に属していると、どうしても会社の方針に従わなくてはならず、自社の商品を中心に提案しなくてはいけませんが、独立すれば中立的な立場で、自分が本当によいと思ったものをお客さまに提案できます。

会社の看板に頼らず自分の力だけで物事を進めていくのは苦労もありますが、幅広い知識を生かし、人の役に立ったと実感できると、やりがいをより強く感じるでしょう。

ファイナンシャルプランナーの仕事内容

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

ファイナンシャルプランナーの魅力

活躍の場が多い

ファイナンシャルプランナーの魅力のひとつは、銀行、保険会社、証券会社、保険代理店、不動産会社、事業会社、IT会社、ファイナンシャルプランナー事務所など、活躍できる場が多岐にわたることです。

上記のような場では、資産の設計・運用・管理や、それに関わる相談業務・コンサルティング業務などが頻繁に行われています。

ファイナンシャルプランナーの存在は非常に重要であり、 専門知識を駆使しながらお客さまの役に立つことができます。

実績を積んでいけば、自身の関心や目標に合わせて、キャリアアップのために別の会社に転職することも可能です。

資格を生かせる

ファイナンシャルプランナーは必ずしも資格がないとできない仕事ではありませんが、資格を持つことで就職・転職先の幅が広がったり、より専門的な業務ができるようになったりします。

複数あるファイナンシャルプランナーの資格のなかでも「FP技能士」は国家検定制度であり、合格すると信頼度の高い「技能士」を名乗ることができます。

また、日本FP協会が実施する「CFP資格」は、北米、アジア、ヨーロッパ、オセアニアを中心に世界各国で導入されている国際的な資格です。

入会金や年会費がかかることと、2年ごとに協会が定める所定の単位を取得する必要が義務付けられますが、知識がアップデートされているという信頼感があります。

どのファイナンシャルプランナー資格を取ったとしても、内容が業務に結びつきやすく、損が少ない資格といえます。

資格を生かせる専門的な仕事がしたい人にも、魅力を感じやすいでしょう。

自分自身の生活にも役立つ知識が得られる

安心できる日常生活を送っていくうえで、家計管理やライフイベントに沿ったキャッシュフローの把握は欠かせません。

その点、FP技能士の試験範囲は、ライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、相続・事業承継といったように、誰にとっても身近であり、知っておくと人生に役立つ内容です。

さまざまな金融商品や制度について詳しくなり、家計の見直しやライフプランニングができるようになると、自分自身や家族の生活のためにもなるでしょう。