フィナンシャルプランナーの現状と将来性

ファイナンシャルプランナーの現在の状況

人が生活していくうえで資産が関係する場面は多いため、ファイナンシャルプランナーが活躍できる場も多岐にわたります。

おもな活躍の場は金融業界ですが、不動産会社など、金融業界以外で働いている方もたくさんいます。

また、経験を積むと独立も考えられ、男女ともに専門知識を生かしてさまざまな働き方の可能性があります。

なお、この仕事は大きく「独立系FP」と「企業内FP」に大別できます。

企業での求人でいえば、銀行、証券、保険など、各業種である程度の件数があります。

銀行と証券会社の採用は実務経験が重視されることも多いようですが、FPの資格取得者や実務経験のある人は採用されやすいでしょう。

今後の展望と求人

2002年度〜2016年度における2級FP技能士の累計資格取得者は、金融財政事情研究会実施分が372,427人で、日本FP協会実施分が330,761人です。最近の年間合格者数はほぼ一定しています。

ただし、1級FP技能士はそれより大幅に少ない人数です。

合格者が多いと、いつか資格保有者数が求人数を上回るのではないかという点が気になるものですが、資格取得者のなかにはファイナンシャルプランニング以外の仕事を主としている方もいます。

また、金融系企業などでは福利厚生としてFP技能士の資格取得を支援している企業は多く、そうしたことから資格取得者が増えていることがわかります。

FP技能士は「経済分野の国家資格」という点に強みがあるようです。ファイナンシャルプランナーの需要は大きく、今後も引き続き、有資格者が優遇される傾向は続くでしょう。

ただし、金融の仕組みと手続きは複雑であるため、現実の問題に対応するには詳しい知識に加えて、実務経験や最新の情報も必要になってきます。

また、専門以外の分野でも全体を把握できるようにしておき、新しい情報を手に入れスキルアップし、他のFPや士業と連携して仕事をすることになります。

求められるものの変化

現代はインターネットによってさまざまな情報が手に入りやすくなりましたが、金融制度は一般の人にはわかりにくかったり、商品・サービスが多様化しているため、どれが自分に合っているのか判断できなかったりする人も増えているようです。

これからのファイナンシャルプランナーは、そうしたわかりにくい情報をわかりやすく伝え、分散している情報をつなげて総合的に提案する力が、より重要になっていくと思われます。

お客さまの要望もさまざまですが、一つひとつに親身になって対応し、問題を見つけ、最も良いプランを提案するという基本的な姿勢は変わりません。