チャイルドマインダーの現状と将来性

孤立化する子育て世代

昔の日本では祖父母と同居している家庭が多かったので、日常的に多くの大人が子どもたちと接する環境ができていました。

また、「子育ては地域のみんなでするもの」という考え方が浸透しており、近所同士で声をかけあって助け合いながら子育てをすることも当たり前になっていました。

母親が体調が悪いときや仕事をするとき、どうしても外せない用事があるときなどには祖父母や近所の人たちに子どもを預かってもらうことが難しくない時代だったのです。

しかし、現代社会ではこのような子育てが非常に難しくなっているという現状があります。

都市部で核家族として生活する家庭にとって、子どもの世話をするのは父親と母親だけになってしまっていることは珍しくありません。

さらに保育園の待機児童問題がなかなか解消されず、希望しても入園できない乳幼児が大勢います。

このため、子育て中に孤立してストレスで思い詰めてしまったり仕事を諦めざるを得ない状況になってしまったりする母親が決して少なくはないといわれています。

チャイルドマインダーの必要性

このような社会的な問題を解決するために画期的な役割を果たすのがチャイルドマインダーです。

保育園ではなく保育ルームという形で子どもを預かることができるので、自宅の一室をリフォームするなどの形をとれば新たな施設の建設をしなくても比較的簡単に事業を始めることができます。

また、希望に応じて依頼者の自宅に訪問して子どもの世話をすることもできるので、「下の子どもを出産した後、短期間だけ自宅に来て上の子どもと遊んで欲しい」というような依頼に応えることも可能です。

保育士や幼稚園教諭に比べるとまだまだ社会的な知名度は高くありませんが、「子育てを助けて欲しい」という親からのSOSをキャッチして柔軟に対応することができるという点では、これからの時代にさらに必要とされる職業といってもよいのではないでしょうか。