カメラマンに向いている人、適性

写真が好き

一人前のカメラマンになるまでの道のりは容易ではありません。下積み期間の間には、忍耐力と体力を要求されます。それを乗り越えられるくらいの写真が好きという強い気持ちが必要です。

明るく元気な人

スタジオにしろ屋外にしろ、撮影現場では何人もとのスタッフと一緒に撮影を進めることになります。また、人物撮影の場合には、モデルやタレントなどのベストな表情を引き出さなくてはなりません。それができるかどうかは、カメラマンの腕にかかっています。

元気がなく、暗いカメラマンでは、周りの人たちも暗い気持ちになってしまうでしょう。いつも明るく元気なカメラマンがいることで、みんなが楽しく仕事ができるのが理想的です。

また、カメラマンは重い機材を持ち運ぶなど体力勝負なところもあります。できるだけ体力をつけ、健康であることが大切です。また、カメラマンの仕事は、一瞬のチャンスを逃さないことが大切であり、集中力と根気の強さが求められます。

リーダーシップがある人

撮影現場では、カメラマンが指揮をとって現場をまとめることが多くなります。アシスタントなど、周りに指示を出す機会も多々あります。さらに、突然のトラブル(屋外撮影での天気の急変など)にも、即座に対応しなければなりません。

いつでも人から言われたことだけやるのではなく、自分で状況を判断し動くことができる人、そして大勢の人をまとめることができる人は、カメラマンに向いていると言えます。

約束が守れる人

カメラマンが「約束」をする機会は多くあります。特に重要なのが、撮影スケジュールや〆切など、時間に関する約束です。もしカメラマンが撮影現場に遅れてしまったら、他のスタッフやモデルなど、大勢の人に迷惑をかけることになります。

また、クライアントからの〆切も絶対に守らなければなりません。これらが守れないカメラマンは、すぐに信用を失って仕事がなくなってしまうでしょう。細かなことでもきちんと約束を守ることが、信頼につながるのです。

「センス」は必要か?

カメラマンを目指す人の多くは、「カメラマンにはセンスが必要だ」と考えるのではないでしょうか。この答えは、YESともNOとも言えます。

たしかに、誰でも撮れるようなありきたりな写真しか撮れないようでは、プロのカメラマンとしてなかなか仕事がもらえないでしょう。とはいえ、カメラの扱い方や撮影技法は、きちんと学べば誰にでも身に付きます。

それに加えて「センス」が個性を打ち出していくのですが、商業向けの撮影の場合、自分のセンスや感性よりも、「いかにクライアントが求める写真が撮れるか?」ということのほうが重要とも言えます。また、写真だけでなく自分を売り込んでいかなければならないので、営業力も大切な要素です。

とことん自分の感性で表現したい場合は、作家としての写真家(フォトグラファー)を目指すべきでしょう。