カメラマンの需要・現状と将来性

カメラマンの現状

一般の人であっても高度な写真が容易にとれるほど、デジタルカメラの技術が進歩している現代社会。

フィルムカメラの時代と比較すると、特殊なカメラの技術を必要とするシーンは減少してきました。

こうした背景の下で撮影の単価は下がりつつあるようですが、特定の分野に強いカメラマンは重宝されます。

たとえば同じカメラマンの仕事でも、スポーツや報道の撮影と、雑誌用のファッションの撮影では、現場での動き方や撮影ノウハウなども変わってきます。

全国にカメラマンがたくさんいるなかで、「このジャンルに関しては、この人になら安心して任せられる」と思われるカメラマンになることが、厳しい業界で生き残っていくひとつの大きなポイントになります。

カメラマンの需要

オールマイティーに撮影できる強みもある

専門性を持つカメラマンが強い一方、どのような現場でもきちんとクライアントのニーズに応え、質の高い写真を撮影できるカメラマンの需要も間違いなくあります。

なかには報酬の低い案件もありますが、オールマイティに撮影できるカメラマンのところには、さまざまな案件の依頼が入りやすいです。

とくにフリーランスで活動していくのであれば、継続的に、一定の仕事量を保っておくことが重要です。

まだ実績や経験が浅いうちは、日頃から勉強を続けて、幅広い撮影に対応できるようにしておくことも大切です。

商業写真分野での需要が拡大

最近では、とくに広告や雑誌など、商業写真の分野での需要が高まっているようです。

自己流でもオリジナリティある作風で第一線で活躍するカメラマンもいますが、広告やグラビア写真には高い質が求められます。

カメラマンによって、できあがりの写真に差が出やすい分野でもあるため、ライティングなど、きちんとしたスタジオ撮影のスキルを身につけているカメラマンは、声をかけてもらえることが多くなるでしょう。

なかには、事件や事故などを撮影する報道写真家を目指したいという人もいるかもしれませんが、もともと報道写真は商業写真よりも単価が安く設定されており、安定した収入を得るのがなかなか難しいようです。

カメラマンの将来性

カメラマンという職業の魅力的なポイントのひとつは、年齢に左右されないという点です。

海外を飛び回るなど体力を必要とする案件の場合、年齢とともに仕事をこなすのが厳しくなっていくかもしれませんが、フリーランスのカメラマンになれば60歳になっても70歳になっても、自分が元気でさえいれば仕事を続けることができます。

また、どんどん経歴を重ねることで、周りからの信頼も得やすくなるでしょう。

そのような意味では、カメラマンの仕事は年齢を重ねることが決して損とは言えません。

しかし、カメラマンとして安定性を求めたいのであれば、フリーランスになるよりも会社勤めをするほうがよいかもしれませんん。

とくに大手の新聞社出版社などに勤めれば、毎月安定した仕事量があり給料が大きく変動することもありませんし、福利厚生などの面から将来的な不安も少ないといえます。

カメラマンの今後の活躍の場

昔よりも安い価格で高度な撮影機材を揃えることができるようになり、一般の人がカメラに手を出す機会が増えています。

カメラマンの置かれている状況は厳しいと言わざるを得ませんが、やはり「素人」と「プロ」の写真には違いが出るものです。

今後も、新聞や広告など多くの人の目に触れるものではプロの写真が求められると考えられるため、カメラマンの活躍領域が大きく狭まることはないでしょう。

また、実力さえあれば海外でカメラマンとして活動することもできます。

この業界では、一度信用を掴めば継続的に仕事をもらうことができたり、新しい仕事を紹介してもらいやすくなります。

その信用を得るまでが大変なのですが、地道に一つひとつの案件をこなしていくことが重要です。