カメラマンに資格は必要? どんな資格がある?

カメラマンに資格や免許は必要ない

カメラマンになるのに、絶対に必要とされる資格や免許はありません。

カメラマンとして必要な勉強をし、自分で名刺を作って「カメラマンです」と言ってしまえば、誰でもカメラマンになれるのです。

しかし、たとえば「英検1級」を持っていれば、それなりに英語力があるとみなされますが、カメラマンは資格がない分だけ、自分の技術や知識をアピールするのが大変だともいえます。

ここでは、カメラマンの仕事をする人が絶対に必要というものではありませんが、いくつかのカメラと撮影知識・技術に関する資格をご紹介します。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

写真技能士

写真技能士は、都道府県知事が実施する技能検定制度の一種で、難易度の高いほうから「1級写真技能士」「2級写真技能士」「3級写真技能士」と分かれています。

肖像写真の撮影および制作に必要な資格とされており、この資格が必要となるのは、たとえば昔ながらの街の写真館です。

このような場所でプロのカメラマンとして働こうと思うと、資格を取得する必要が出てきます。

実際、試験内容は写真館の業務に直結した内容となっており、日常的にポートレート撮影やレタッチ作業を業務として行っている人であれば、合格はそこまで難しくないといわれています。

しかし、この検定試験は誰でも受験できるわけではなく、受験にはプロカメラマンとしての実務経験が必要です。

3級の場合は実務経験があること、2級の場合は実務経験2年以上、そして1級になると実務経験7年以上なければ受験することができず、所持している人は全国でも数えるほどだそうです。

Photoshop(R)クリエイター能力認定試験

「Photoshop(R)クリエイター能力認定試験」は、Adobe社の画像加工ソフト「Photoshop」を使った画像編集・加工の能力を認定するための試験です。

撮影そのものの知識・技術を問う試験ではありませんが、カメラマンに必須のレタッチ作業のスキルを身につけるうえで、受験する人もいるようです。

試験を大きく分けると「スタンダード」と「エキスパート」の2つのレベルがあり、スタンダードでは、ソフトを使って基本的な指示通りの作業が正確にできるかどうかが合格のポイントとなります。

また、エキスパートでは、ソフトを使用してクライアントの要望に応えられるコンテンツを制作できるかを判断する試験となっています。

スタンダードよりも応用力や高い技術力が求められますが、日常的にPhotoshopを使い、さまざまな機能を使いこなせるようになれば、合格はそこまで難しくないといわれています。

Photoshop(R)クリエイター能力認定試験

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

フォトマスター検定

フォトマスター検定は、文部科学省後援の検定試験です。

この検定試験はプロが受験するというよりも、カメラや写真を愛する人が自分の知識レベルを確かめたり、今後の撮影活動へのモチベーションアップとするために受験していることが多いようです。

難易度の易しいほうから「3級」「2級」「準1級」「1級」と階級があり、さらに1級合格者のみが受験できる「フォトマスターEX(エキスパート)」というランクもあります。

アマチュア向けとはいえ、高いレベルの試験に合格するにはそれなりの勉強が必要となるので、早い段階で写真やカメラの基礎知識を身につけるにはよいかもしれません。

フォトマスター検定