カメラマンの働き方の種類・雇用形態

カメラマンの雇用形態

カメラマンの雇用形態はさまざまです。

写真スタジオをはじめ、新聞社出版社・広告代理店などの企業では、正社員のほか、契約社員、派遣社員、アルバイトなど、さまざまな雇用形態のカメラマンが活躍しています。

また、カメラマンは独立してフリーランスで活動する人も多い職業です。

フリーランスになると、特定の企業に雇われるのではなく、さまざまな企業などと業務委託契約を結び、撮影を請け負って収入を得るのが一般的なスタイルとなります。

正社員のカメラマン

仕事内容

正社員のカメラマンは、写真スタジオやカメラマンの事務所のほか、比較的大きな新聞社や出版社、広告制作会社などで働いています。

カメラマンとしてのスキルはもちろんですが、勤務先の企業の一員としての働きが求められます。

勤務先によって具体的にどのような写真を撮影するかは異なりますが、たとえば出版社であれば、その会社が作っている雑誌・書籍に合う写真を撮る必要があります。

規模の大きな企業では、複数のカメラマンが在籍していることが多く、作業を分担して仕事を進めていくことになるでしょう。

正社員のカメラマンとして働くには

正社員のカメラマンの求人は、一般的な就職・転職の求人サイトや、各企業のホームページなどに出されることが多いです。

企業によっては、正社員は即戦力になれる人のみを採用しており、未経験者の場合は全員アルバイトや契約社員からスタートとなる場合もあります。

大手企業や有名企業のカメラマンになりたい人は多くおり、倍率が高くなりがちです。

地道にスキルアップし、実績を積んでいく必要があるでしょう。

給料や待遇は?

正社員のカメラマンの給料・待遇は、他の雇用形態と比べると安定しています。

企業によって異なりますが、新人時代で年収300万円程度、経験を積むと年収500万円~600万円程度は稼げる人が多いようです。

昇進して社内で役職がついたり、マネジメントにも携わったりするようになると、さらに手当が支給される場合があります。

派遣のカメラマン

仕事内容

カメラマンのなかにも「派遣」として働く人はいます。

カメラマンの派遣サービスの需要は大きいとされており、いくつもの会社がそうしたサービスを提供しています。

派遣のカメラマンの仕事内容は、おもに撮影の「出張サービス」を行うことです。

お客さまから依頼を受けて、お客さまの希望する場所に出向き、現地で撮影を行います。

撮影の種類は記念写真やイベント、セミナーの記録、店舗や商品撮影などさまざまですが、お客さまの多様なニーズに応えていくことが出張サービスの特徴といえます。

派遣のカメラマンとして働くには

派遣のカメラマンとして働くには、カメラマンの派遣や出張サービスを手掛けている企業へカメラマンとして登録するのが一般的です。

カメラマンの場合、派遣といっても契約の種類としては「業務委託」の形になることが多く、フリーランスで働くのと同じような内容です。

しかし、カメラマンとして登録をしておけば、自分が活動できるエリアや曜日、時間帯、スキルに見合った案件が発生した際に、案件を紹介してもらうことができます。

派遣で働く場合、基本的には即戦力としてすぐ現場に出られる人が求められるため、未経験者では難しいと考えておいたほうがよいでしょう。

スポーツ、報道、人物、料理、建築、商品撮影など、得意分野があれば、それもアピールしておくと、そのジャンルの案件を紹介してもらいやすくなるようです。

給料や待遇は?

派遣のカメラマンの給料は、時給制の場合もあれば、1案件ごとの報酬で設定されている場合もあります。

時給はスキルや経験に応じて5,000円程度から、高ければ1万円を超えることもあります。

カメラマン登録している人は多く、すぐに思うような案件を紹介してもらえるとは限りませんが、フリーランスで活動していくのであれば、とくに駆け出しの頃は仕事を見つけるひとつの手段として利用してもよいでしょう。

もちろん、技術力を身につけて専門性が深まれば、よい報酬が得られる案件の紹介も入ってきます。

アルバイトのカメラマン

仕事内容

意外に思うかもしれませんが、アルバイトとしてのカメラマンの求人は比較的よく見られます。

ただし、ひとくちにカメラマンのアルバイトといっても、活躍の場によって仕事内容は異なりますし、経験や実力によってもどれほど責任ある仕事を任されるかは変わってきます。

よくアルバイトのカメラマンが働いているのは、フォトスタジオやデザイン系の制作会社、広告代理店などです。

そのほか、結婚式場やテーマパークでもアルバイトのカメラマンが活躍しています。

アルバイトの場合、社員のカメラマンの撮影アシスタント業務をすることが多いようです。

機材の準備や搬入、片付けのほか、ライトや三脚などのセッティング、備品の買い出し、撮影した写真の編集などに携わることもあります。

ある程度、経験を積んでいけば、実際にカメラを触って撮影する機会も得られるでしょう。

アルバイトのカメラマンとして働くには

アルバイトのカメラマンの募集は、フォトスタジオや写真館、広告代理店、制作プロダクション、テーマパークなどで多く出されています。

また、フリーランスのカメラマンのアシスタントになる場合、アルバイト扱いで働けることもあります。

アルバイトの場合は「未経験者可」としているところが多いようですが、まれにライティングの技術や画像加工のための編集ソフトが使えることなどが応募条件となる場合もあります。

給料や待遇は?

カメラマンは、技術やセンスで勝負する仕事です。

カメラマンとしデビューするために、学校で撮影スキルを磨くこともひとつの方法ですが、アルバイトであってもとにかく現場に出て、現場で失敗を繰り返しながらさまざまなことを覚えていくのもよいでしょう。

アルバイトの給料は基本的に時給制となり、1,000円程度からのスタートとなる場合が多いようです。

アルバイトのアシスタントとして何年も経験を積みながら人脈を作り、そのままフリーランスのカメラマンになるような人もいます。

あるいは、高度なスキルや実績を身につければ、正社員のカメラマンとして就職できる可能性も高まります。

フリーランス、独立・開業して働くカメラマン

フリーランスのカメラマンとは、企業や団体などの組織に所属せず、個人事業主として活動をするカメラマンのことを意味します。

基本的に、会社が定める業務をしなくてはならない雇われの人と異なり、フリーランスになれば自分の希望に応じて、さまざまな種類の仕事を手掛けることができます。

カメラマンとして企業などでアシスタント経験を積み、実力をつけていくと、何年か後には独立してフリーランスになるカメラマンは少なくありません。

フリーランスになるための資格はとくにありませんが、個人の名前で仕事をしていかなくてはならないため、未経験者や経験の浅い人が、いきなりフリーランスになるのはかなり難しいことだと考えておいたほうがよいでしょう。

フリーランスのカメラマンは、仕事をいただいたクライアントからギャランティ(報酬)を得ることで生活しています。

仕事内容や仕事量によって収入は変動しやすいですが、信頼され実力が認められると、正社員のカメラマンよりもたくさんの収入を手にすることも可能です。

副業のカメラマン

専門的な撮影機材が安く、手軽に手に入ることになっているいま、副業でカメラマンの仕事をしようと考える人も増えているようです。

カメラマンは個人で仕事をすることも可能なので、本業の勤務先で副業が禁止されていなければ、副業のカメラマンとして活動することは不可能ではありません。

撮影内容は、スタジオでのポートレート撮影など比較的専門的なものから、日常生活の中で親しみのある料理、風景、ペットなどまで幅広いです。

撮影した写真素材をインターネット上で販売して収入を得る人もいれば、企業の求人に応募して、本業が休みの週末のみ撮影の仕事をしているような人もいます。

副業でどの程度のお金が稼げるかは、本人の実力や経験にもよって大きく左右されますが、どのような場合でも、現場では一人のカメラマンとして責任を持って撮影に臨むことが求められます。

日々技術力を高める努力はもちろん、クライアントの要望にはきちんと応えていかなくてはなりません。