水中カメラマンの仕事内容、なるには、資格、給料、求人

水中カメラマンの仕事内容

魅力的な水中の写真を撮るプロ

水中カメラマンは、水中フォトグラファーとも呼ばれています。

水の中の風景や生物などを撮影し、それらを新聞や雑誌などの出版社または広告代理店に持ち込むという仕事です。

特に近年では、水中で撮影した写真を通じて、環境問題や生態系の変化について世間に訴えていくという役割も担うようになってきています。

海や川などに関して深い知識をもち、魅力的な写真を撮ることも求められます。

水中カメラマンの世界は完全な実力主義の世界であるため、出版社や広告代理店などに自身が撮った写真を売り込み、仕事を獲得するという営業力も必要です。

そのため水中カメラマンとして高収入を得ることができる人は、ほんの一握りだともいわれています。

水中カメラマンになるには

アシスタントを経てプロの道へ

美術系の大学で写真についての技術を学ぶ、または写真専門学校に通うという進路を歩むことになります。

その後、カメラマンのアシスタントとしてプロの水中カメラマンに弟子入りをして、修業を積みます。

水中カメラマンは海中や河底などの撮影も行うため、ダイビングの資格を取得しなければなりません。

ある程度、撮影の技術や知識を習得出来たらプロカメラマンとして独立をし、ひとり水中カメラマンとして歩んでいくこととなります。

水中カメラマンの給料・年収

実力が認められれば1,000万以上も

水中カメラマンを目指すには、まずはアシスタントとして修業を積むことが求められます。

このアシスタントの時期の給料は、月収でいうと10~15万円程度です。

仕事量に比べると、決して十分な収入とはいいがたいですが、修行の身なので仕方がない面もあります。

独立をしてフリーランスになると、クライアントとの契約の数に左右されることとなります。

有名な水中カメラマンになれば、1000万円以上の収入を得られる場合もあります。

水中カメラマンに向いている人、適性

自然が好きでプロ意識の高い人

海や川、そして生き物などの自然が好きだという人が水中カメラマンには向いているといえます。

これらの知識を得ることを楽しみながら取り組めることも重要です。

また、撮影時間が長丁場になったり、早朝や深夜問わない場合もあったりするので、体力がある人の方が有利です。

そのほか「クオリティの高い写真を撮って世間に広めるぞ!」という覚悟をもち、そのための努力を惜しまない何事にも一生懸命な人が、水中カメラマンとしての素質がある人といえるでしょう。

水中カメラマンの現状と将来性・今後の見通し

今後はますます重要な存在に

カメラをメインとした機材などの購入も多く、収入面では決して安定しているとはいえないというのが、今の水中カメラマンのお仕事の現状です。

ただ、仕事内容でも触れたように、今の水中カメラマンは環境問題や生態系の変化という、いわゆる「地球のSOS」を発信していく役割を担っています。

この役割は今後、ますます重要になっていくことでしょう。